カテゴリ:2016年10月



2016/10/31
ウィーンの街のリンク道路の並木や公園などに植えられている木々の葉の色やそこから散った落ち葉を見たりすると秋なんだな・・・とあらためて思うと同時にクリスマスが徐々に近づいていることを意識します。...

2016/10/30
今日から冬時間となり、日本との時差は8時間になりますので1時間得したことになります。 でも日が暮れるのが早くなりますね・・・。...

2016/10/29
ウィーンは"音楽の都"ですから年間を通して様々な演奏会が開かれています。ウィーンを訪れて国立オペラ座や楽友協会、コンツェルトハウスなどで演奏会を楽しみたい・・・という方も多くいらっしゃいます。音楽にあまり興味がなくてもウィーンらしい手軽に楽しめるワルツコンサートに行かれる方も多く、一般団体ツアーでも夜にはコンサートが組み込まれていることが多くあります。やっぱり本場ウィーンで音楽に触れてみることは憧れでもあると思います。演奏会はたいてい夜ですから、ディナーと組み合わせたアテンドをすることもよくあります。昼間の観光中でも年間を通して国立オペラ座や楽友協会の内部見学をすることもよくあります。 国立オペラ座は国家ガイドが単独で案内することができますが、楽友協会はそれができないのでいわゆるハウスガイドがきます。そのため日本の皆さんと見学する場合はハウスガイドがドイツ語で案内しますが、それを私が日本語に訳します。でも直訳するだけでは日本のお客様には分かりにくい時もあるのでそんな時私は様々な角度から分かり易く日本語に直します。 ちなみにこの国立オペラ座については何回か話題にしているので興味ある方は以下も御参照下さい。 国立オペラ座は当時評判が悪かった ウィーン主要劇場での客席の埋まる割合 ウィーン主要劇場での年間の公演数 国立オペラ座の舞台裏事情 1 国立オペラ座の舞台裏事情 2 国立オペラ座の舞台裏事情 3 国立オペラ座にある3つの広間 国立オペラ座のシャンデリア

2016/10/28
10月の始めまで日中は夏のような陽気が続いていましたが、以降さすがに10月は秋を感じる気候になりました。 日がますます短くなり、日中の気温が10℃前後であることも多く、また小雨などが降る日も多くあります。...

2016/10/27
ウィーンの街には数えきれない程の中庭があります。そもそもたいていの建物の中には中庭があり、それが非常に絵になる美しい空間から住人のゴミ箱などが置かれている便宜上の中庭的空間まで様々です。外を歩いているだけでは見えませんので気付きませんが、多くの建物には中庭があります。ひとつの建物がひとつの中庭を持っている場合や、多くの建物が囲むように建てられていて、それらがひとつの大きな中庭空間を作っている場合などもあります。前回の知られざる美しい中庭風景36ではウィーン旧市街のあるホテルの中庭を話題にしました。 今日は中心から気持ち離れたある中庭です。

2016/10/26
今日の10月26日はNationalfeiertagというオーストリア共和国の祝日です。毎年この日はオーストリア共和国の祝日を話題にしていますので、すでに読まれている方には申し訳ありません。今日のこの日をよく日本のガイドブックなどでは建国記念日という訳がありますが厳密にはそうでありません。

2016/10/25
"オーストリアワイン"と言うと日本では残念ながらあまり知られていません。日本で飲めるヨーロッパから来るワインとしてはドイツ、イタリア、フランスが一般的でしょうか。これらは国が大きく、経済的な繋がりも太いイメージがあるからでしょうか。オーストリアは現在では小さい国ですからね・・・。でもこの国がヨーロッパに与えた文化的、歴史的影響というのは計り知れないものがあります。ワインだって深い歴史を持ち、ヨーロッパでは最も複雑と言われる厳格な国家規定から生産されています。オーストリアワインは同じドイツ語圏のドイツの比べたらアルコール度が高いのが特徴で、ボリュームある辛口ワインが楽しめます。10月のこの時期は秋を感じるシュトゥルムもほぼ終わりになり、ホイリゲという新酒のワインがもうそこまでという段階に来ています。全てのぶどうがホイリゲになるわけではありません。ワイン生産農家はそれぞれのぶどうの特性や時期を見て収穫をしますし、このぶどうは辛口ではなくて甘口で行こう・・・というような見通しやプランはあるでしょう。甘口ワインの場合はぶどうの糖度が高くなるまで収穫を遅らせますから早いうちに収穫することはおそらくないと思います。 例えばアイスワインやの場合はぶどうが凍っている状態で収穫し、プレスするわけです。ウィーンの気候条件からすると甘口ワインはそんなに多くなく、ベーレンアウスレーゼよりも上のクラスはまず見たことがありません。 オーストリアワインのランクを参照して下さい。 それでも圧倒的に多いのは白の辛口で、ウィーンでもその比率は変わりません。その年の気候状況のよりますが早い所では8月中旬から、だいたい8月下旬~9月初旬に収穫です。でも今年はずいぶん早くシュトゥルムが街中で売られていたような気がします。8月19日にはもう売られていましたから、それよりも前に収穫したことになりますね。シュトゥルムはワインになる過程の飲み物で、発酵が進んだガスがぶどうジュースの中に混ざり、アルコール分が少し出てきた絶妙な飲み物です。 ベートーヴェンの散歩道にかなり近い所からぶどう畑に簡単に入れるルートがあります。ここからはウィーンのちょっと珍しいアングル27の2枚目の写真で見られるようにウィーンの街が遠くに見られますが、その雰囲気とは全く違うのどかなぶどう畑が広がっています。今年8月24日に個人のお客様とベートーヴェンの散歩道を歩いた時に、天気もよかったのでこの場所にも御案内しました。そこには収穫を待っているぶどうがたくさんなっていました。

2016/10/24
ウィーンは季節がハッキリ感じられる街です。それは街路樹や公園に植えられている木々などの自然からだけではなく、その時期の習慣などや旬の物などが街中にたくさん見られます。例えば秋の味覚のシュトゥルムなどは季節を感じさせてくれる代表的なものです。個人的に大好きなシルヒャー・シュトゥルムがグラーベンに来るともう11月まであとわずか、街中にクリスマスの空気が漂い始めます。ウィーンの街は四季それぞれの顔があり、それぞれのいい所があります。 さて、季節を感じさせるくれる物のひとつとして、カボチャがあります。オーストリアはカボチャの生産でも有名で、ちょっと郊外に行くと畑にはたくさんのカボチャが転がっているように置かれている光景をよく目にします。秋の時期にはカボチャのクリームスープなどは典型的な味覚のひとつとなります。

2016/10/23
数日間雨模様であったウィーンの街は一昨日の午後から青空が出始め、昨日は澄んだ青空が広がるいい天気でした。今日も予報では昨日と同様にいい天気・・・かと思いきや曇りで気温も10℃に達していません。青空の中での観光は街並みもより美しく見えることや、建造物がより映えて見えるので気持ちも上昇しますし、より楽しいですね。個人旅行で一週間以上ウィーンに滞在される方は今日は天気が悪いから博物館に行ったり、のんびりしよう・・・などと予定を変えられますが、団体ツアーの場合は行程が決まっていますから雨だろうが、雪が降ろうが事前に決められている通り観光しなければいけません。 例えばシュテファン大聖堂の北塔エレベーターに乗ることになっている・・・でも外は雨と強風・・・こんな時でも大聖堂のエレベーターが動いている限り上に上ります。こんな天気の時にはたいてい誰もいません。グロースグロックナーを見に行く・・・大雨が降っていても道が閉鎖されない限り予定は実行されるわけですから上って行きますが、全く見ることができない・・・あらかじめ旅の行程が決められている場合はどうしても制限があります。 さて、昨日は団体ツアーでしたがこじんまりとした10名様と1日御一緒しました。青空の下でのシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿はより美しく見えました。昼食はRathauskellerで、その後は街中のちょっとした散策となり、シュテファン大聖堂で観光終了となりました。皆様は夕食までの限られたフリータイムを過ごすため、それぞれ色々な方向に向かわれましたが、私は今年最後のシルヒャー・シュトゥルムを飲みに行きました。

2016/10/22
久しぶりにちょっとおもいろい階段を取り上げたいと思います。この階段は国立オペラ座裏にあるアルベルティーナ美術館の階段で、ここの展示内容によって階段に描かれているアートが変わります。 第1回目は「マティスとフォービズム」、2回目はアルブレヒト・デューラーの野うさぎ、3回目はMONET BIS PICASSOでした。第4弾は何でしょうか?

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