ウィーンから300km西に位置し、モーツァルトが生まれた街としてあまりにも有名です。
メンヒスベルクとカプツィーナーベルクの間に
ザルツァッハ川が流れ、旧市街地と新市街地に分けています。
古代ローマ人が現在のザルツブルクの基礎を築き、ユヴァ―ヌムと名付けられていました。
696年聖ルペルトによって修道院が築かれ、ヨーロッパでも早くから宗教的中心地として重要な街でした。
739年には司教区に、そして
798年には早くも大司教区となり、
747年には現在の大聖堂が奉納されています。
歴代60人以上の大司教によって統治されてきました。
その中でもヴォルフ・ディートリッヒ、マルクス・シティクス、パリス・ロドロンによって16世紀後半から17世紀半ばにかけてほぼ現在の街の姿になりました。
この写真は、レジデンツ広場で、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でも登場します。
このせまい旧市街地の中に、大聖堂、ペータース教会、フランシスコ会教会、ミヒャエル教会、大学教会などたくさんの教会が建ち並んでいます。
また「北のローマ」を念頭に、大司教によって建物が有機的に結ばれていることがよくわかります。
1077年から存在し、街を見下ろしているようなホーエンザルツブルク城もとても印象的です。
その他にもちろんモーツァルトの生家、彼の17歳から住んだ2番目の住居、三位一体教会、ミラベル庭園、レジデンツ、旧市街の古いAlter Markt、カラヤンの生家、夏のザルツブルク音楽祭の祝祭劇場などなど
見どころがたくさんあります。
ザルツブルクから約4km離れた所には水仕掛けで有名なヘルブルン宮殿や、
カラヤンが眠っているアニフがあり、また映画「サウンド・オブ・ミュージック」でも知られるザルツブルクカンマーグートへのバスもザルツブルク中央駅、ミラベル庭園から出ています。