オーストリアの概要

ヨーロッパのほぼ中央に位置し、面積約84.000km²、北海道より少し大きく、

首都ウィーンを含め、９つの州から成り立っています。公用語はドイツ語です。

今でこそ小国ですが、かつてはヨーロッパで一番長く続いた

ハプスブルグ家の拠点であり、ヨーロッパのかなりの領土を抑えていた大国でした。

このオーストリアがヨーロッパに与えた、そして残した歴史的、文化的なものは計り知れません。

ウィーン　はオーストリアの首都です。

古くはローマ時代から、中世からはハプスブルク家の居城であると同時に神聖ローマ帝国の皇帝の居城としても栄え、今でも帝国時代を思わせる荘厳な建造物が建ち並び、昔と今が交差するヨーロッパ文化が凝縮した美しい街です。

州都ザルツブルク。言わずと知れたモーツァルトが生まれた街で、ヨーロッパでも古くからの宗教的な中心地。サウンド・オブ・ミュージックにも登場します。

この州はザルツカンマーグートの一部を始め、アルプスの美しい山々が連なります。

アルプスに位置する街では一番人口が多い州都

インスブルック。

正式名称はティロール。

オーストリアではスイスのように4000ｍを超える山こそ存在しませんが、スイス以上に人情があって美しいと言われるアルプスの山々や谷がいくつもあり、絵のような美しい風景が広がっています。

州都ザンクト・ぺルテン。

オーストリア９つの州の中で一番面積が大きな州で、ウィーンの森大半が位置し、アルプスの一部も含み、歴史ある美しい古城や修道院が数多くあります。

また、ドナウ川の最も美しいと言われる、世界遺産に登録されているヴァッハウ渓谷も位置し、ワイン産業も盛んです。

州都リンツ。

世界遺産に登録されているハルシュタット、ザンクト・ヴォルフガング、バートイシュルといった

ザルツカンマーグートの

有名な景勝地があり、

また州内にはシュタイアなどといった美しい街が点在しています。

その反面、鉄鋼業なども盛んです。

州都グラーツは世界遺産にも登録され,イタリア的な色合いが見られる中世の美しい街。この州は緑の州とも言われ、

州の50％以上が森林地帯です。

州都クラーゲンフルト。

イタリアとの国境にある州で、オーストリアアルプスの一番標高が高いグロースグロックナーが見える、

ハイリゲンブルートが位置します。

また、ヴェルター湖はオーストリアで最も水温が高いリゾート地としても有名です。

州都はオーストリア最西端、ボーデン湖のほとりにあるブレゲンツ。国際的に知られているスキー場レヒなどがあります。

ハイドンゆかりの街、アイゼンシュタットが州都。

ステップの湖としてはヨーロッパ最大の、

ノイズィードラー湖があり、世界遺産の街、こうのとりでも有名なルストなどがあり、またワインの産地としても有名です。