今日から11月ですね。
昨日はハロウィンでしたがたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。
街中でも仮装している人が多く、ハロウィンを楽しんでいる多くのグループを見かけました。
改めてハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。
さて今日から11月ですね。
今日はAllerheiligenという祝日です。
11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
今日は10月31日...早いもので10月の今日が最後です。
街の街路樹も黄葉が多く見られるようになり秋が深まっていくと同時にクリスマスの訪れを感じます。
え、もうクリスマス?と思われるかもしれませんが、ウィーンの街中ではクリスマスイルミネーションも設置され、11月8にはシェーンブルン宮殿のクリスマス市が始まります。
さて、今日は毎年恒例のハロウィン🎃習慣ですね。
年々ハロウィン習慣がオーストリアにも浸透しています。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が910万ですから、225万人以上の人ということになりますね。
アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているのかもしれません。
特に15歳~29歳の世代に広く受け入れられています。
今年のウィーンWKOリサーチによれば29歳までの若者の10人に8人が今日ハロウィン関係の何かを計画しているそうです。
75%ですね。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしない人でもその2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
ウィーンでは・・・
1人平均40ユーロの支出ということです。
75%はチョコレートやお菓子、37%は装飾やコスチューム、29%はカボチャを加工するということです。
70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
今年は60歳以上の世代の20%がハロウィンに何かしらするようですから、若者中心に広がっていたこの習慣が壮年、中年、高年層にも少しずつ浸透していることがわかります。
これらの統計はオーストリアの州、それぞれ若干に違いがあります。
さて、250万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・今年はオーストリア全体で6.500万~7千万ユーロもの経済効果があるとされています。
ウィーンは30℃を超える日が続いていて、本当に暑いです。
暑いんですけど日本の湿気を伴った不快な暑さではないので、日陰に行けばかなり涼しく、汗のかき方が日本とは違いますね。
昨日ウィーンはが今年になって日中30℃を超えた日の30日目でした。
さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で祝日です。
イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。
ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。
信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。
子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。
また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。
ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。
その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。
日中は心地いい初夏の陽気を感じる日が続いています。
でも場所によっては暗い雲が見られ、時間帯によって局地的に雨が降って来ます。
この時期のウィーンはいいですね。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam (フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は3月31日が復活祭、5月19日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日5月30日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。
明日から天気予報では雨マークが続いていますね。
こちらは梅雨というものがない気候ですが、アルプスの地形の影響もあり、雲の動きが複雑で不安定な天気になる日もよくあります。
4月や5月にその傾向が多くありますね。
さて、今日5月19日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。
もっとも今日は日曜日でもありますが。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が3月31日、その後キリスト昇天が5月19日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
今日2024年5月9日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、ユダヤ教体制を批判し、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされます。
ユダヤ教の祭司や律法学者などにとって、救世主が来ることを説いてきたため、救世主が実際に来たら自分達の仕事がなくなってしまうわけで、おかしな話ですがそのような人々も敵に回すことになります。
結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2024年の復活祭(OSTERN)は3月31日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天です。
キリスト昇天に関することは新約聖書のマルコ福音書、ルカ福音書に登場していますが、はっきりと「昇天」とは書かれていないようです。
しかも復活してからすぐに天に上ったような印象を与えます。
使徒言行録には昇天に関してもっと詳細に書かれているようです。
昨日3月31日が復活祭で同時に夏時間に切り替わり、今日から4月になります。
今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。
ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。
復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム?)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。
別にFatenzeitを守っているわけではありません。
うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。
スーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。
ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?
Frohe Ostern!
今日3月31日はOSTERN(オステルン)・・・復活祭です。
毎年復活祭は天気が良くなかった気がしますが、今年天気予報では晴れマークが見られますが現在曇りです。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
今年は復活祭が3月31日で今週の日曜日ですからかなり早い訪れです。
同時に夏時間に切り替わりますから、まさに春の訪れるタイミングですね。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気を強く感じます。
今日はこの復活祭の時期に頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
昨日2月14日は灰の水曜日であったと同時にバレンタインデーでもありましたね。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
思い出せば小5の時が初めてで、その後何回かチョコレートを貰った記憶があります。(本当ですよ 笑)
今となってはいい思い出です。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。
ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin von Terni"、
彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。
結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。
よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。
彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。
ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。
18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。
私の小学校~高校の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?
昨日2月12日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が3月31日ですから、今日の2月14日が灰の水曜日となります。
しかもバレンタインデーですね。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日2月13日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が3月31日であり、去年は4月9日でしたから謝肉祭も去年より9日早くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が3月31日ですから、2月14日が灰の水曜日となり、その前日2月13日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
余談ですが写真中央に見られるのが"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)はこの時期多くの人が食べるポピュラーなものです。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
今日2月2日は神殿奉献の日です。
ドイツ語だと"Darstellung des Herrn"とか"Darbringung im Tempel"が一般的だと思いますが、こちらでは特に
Mariä Lichtmess・・・マリア・リヒトメスとよく言われています。
自分の経験だと、地元の人はこの表現を多く使っている気がします。
特に祝日ではありませんが、クリスマス習慣の終わりを告げるけじめの日のようです。
ドイツ語ではReinigungsopfer...律法によると女性は男の子を出産すると40日、女の子を出産すると80日の産後の清めの期間が存在します。
モーセの律法に従って、長子・・・イエスをエルサレムの神殿に捧げに行きます。
そこで救世主を待ち望んでいたシメオンと予言者アンナに会い、幼子イエスの将来の予言を聞くわけですね。
このテーマは絵画や教会の祭壇画などによく使われています。
右の絵はSt.Wolfgangの傑作祭壇の右側扉の内側に描かれているものです。
クリスマスの12月25日を1日目と数えて、2月2日はちょうど40日目にあたるわけです。
1月6日のHeilige Drei Königeが過ぎたらクリスマスツリーを片付ける人が多いですが、場所によってはこの2月2日までツリーを飾っている人も実は多くいます。
この2月2日のMariä Lichtmessの習慣は、また例によって後からキリスト教の世界に取り入れられました。
昔この日は支払いの期限、仕事の契約、農業の開始など様々なけじめの日になっていたわけですね。
人類が築いた歴史はキリスト教が誕生するずっと以前から存在しています。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
この時期のウィーンの主役はクリスマスです。
年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要で、今週の日曜日からADVENTに入っています。
この時期には重要な日がいくつかあります。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、子供たちはちょっとしたプレゼントをもらったはずです。
そして今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違います。
今日から12月ですね。
まもなくアドヴェント習慣に入り、クリスマスがもっと身近に感じられます。
クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。
キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。
キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。
実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。
キリスト教はユダヤ教から派生したものです。
古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。
民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。
紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。
紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。
そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。
その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。
そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。
紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。
最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。
ユダヤとは、ユダ族が居住していた地域の名前です。
旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。
ただ・・・
ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。
昨日はハロウィンでしたがたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。
うちにも10回ぐらい家の呼び鈴が鳴らされ、お菓子などをもらいに近所の子供達が来ました。
街中でも仮装している人が多く、ハロウィンを楽しんでいる多くのグループを見かけました。
改めてハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。
さて今日から11月ですね。
今日はAllerheiligenという祝日です。
11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
今日は10月31日...早いもので10月の今日が最後です。
街の街路樹も黄葉が多く見られるようになり秋が深まっていくと同時にクリスマスの訪れを感じます。
え、もうクリスマス?と思われるかもしれませんが、ウィーンの街中ではクリスマスイルミネーションも設置され、11月9日にはMQのクリスマス市が、そして10日には市庁舎のクリスマス市が始まります。
さて、今日は毎年恒例のハロウィン🎃習慣ですね。
年々ハロウィン習慣がオーストリアにも浸透しています。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が910万ですから、225万人以上の人ということになりますね。
アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているのかもしれません。
特に15歳~29歳の世代に広く受け入れられています。
今年のWKOリサーチによれば29歳までの若者の10人に8人が今日ハロウィン関係の何かを計画しているそうです。
去年のこの世代は64%だったので、今年は80%ですからさらに増えたことになります。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしない人でもその2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
1人平均30ユーロの支出ということです。
これは去年と変わりません。
44%はチョコレートやお菓子、21%はカボチャを加工、14%は装飾に支出するということです。
70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
今年は60歳以上の世代の24%がハロウィンに何かしらするようですから、若者中心に広がっていたこの習慣が壮年、中年、高年層にも浸透していることがわかります。
さて、225万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・今年はオーストリア全体で6.000万~6.500万ユーロもの経済効果があるとされています。
今週のウィーンはずっと雨マークが出ていて、強い雨が局地的に降っています。
湿気もかなり強く感じ、まるで日本の梅雨時期のようです。
地球温暖化の影響もあると思いますね。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam (フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月9日が復活祭、5月28日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月8日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。
今週は初夏のようなウィーンです。
日差しが強いので、太陽の下にいると暑く感じますが、日陰に入ると爽やかな風が吹き抜けていきます。
この時期のウィーンですね。
さて、今日5月28日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。
もっとも今日は日曜日でもありますが。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が4月9日、その後キリスト昇天が5月18日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2023年5月18日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2023年の復活祭(OSTERN)は4月9日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
昨日4月9日が復活祭でした。
今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。
ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。
うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。
復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム?)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。
別にFatenzeitを守っているわけではありません。
うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。
現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。
ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?
これは四旬節と密接な関係があります。
このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。
そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。
生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。
やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。
当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。
その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。
教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。
大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。
それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。
そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。
ちなみにイースターエッグを食べる時にこちらでは"Eierpecken"をやる習慣があります。
Eierpeckenとはお互いのイースターエッグをぶつけ合って相手の卵を割るんですね。
この時自分の卵を割らずに相手の卵を割ったら勝ちとなります。
復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を楽しめます。
Frohe Ostern!
今日4月9日はOSTERN(オステルン)・・・復活祭です。
毎年復活祭は天気が良くなかった気がしますが、今年も何となく雨模様です。
気温も上がらず朝7:00の時点で5℃、日中も9℃ぐらいまでしか上がらないようなので肌寒い1日になりそうです。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
今年は復活祭が4月9日・・・明後日です。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。
今日はこの復活祭の時期に頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
一昨日火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスで、昨日から四旬節に入っています。
気持ち遅くなりましたが、このFaschingの時期には"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を食べる習慣があります。
Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。
むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?
"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。
昨日2月21日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月9日ですから、今日の2月22日が灰の水曜日となります。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日2月21日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が4月9日であり、去年は4月17日でしたから謝肉祭も去年より8日早くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月9日ですから、2月22日が灰の水曜日となり、その前日2月21が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
余談ですが"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)はこの時期多くの人が食べるポピュラーなものです。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
Semesterferien(学期休み)が終わり、昨日から学校が始まっています。
私は昨日から日本の実家に一時帰国中です。
私がいる八王子の気温はウィーンと変わらないです。(笑)
この時期に日本にいるのも私がウィーンに住み始めてから初めてのことだと思います。
さて今日2月14日はバレンタインデーですね。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
思い出せば小5の時が初めてで、その後何回かチョコレートを貰った記憶があります。(本当ですよ 笑)
今となってはいい思い出です。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。
ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin von Terni"、彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。
結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。
よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。
彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。
ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。
18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。
私の小学校~高校の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?
色々ゴタゴタしていて、昨日このテーマを掲載するのを忘れました。
昨日2月2日は神殿奉献の日でした。
ドイツ語だと"Darstellung des Herrn"とか"Darbringung im Tempel"が一般的だと思いますが、こちらでは特に
Mariä Lichtmess・・・マリア・リヒトメスとよく言われています。
自分の経験だと、地元の人はこの表現を多く使っている気がします。
特に祝日ではありませんが、クリスマス習慣の終わりを告げるけじめの日のようです。
ドイツ語ではReinigungsopfer...律法によると女性は男の子を出産すると40日、女の子を出産すると80日の産後の清めの期間が存在します。
モーセの律法に従って、長子・・・イエスをエルサレムの神殿に捧げに行きます。
そこで救世主を待ち望んでいたシメオンと予言者アンナに会い、幼子イエスの将来の予言を聞くわけですね。
このテーマは絵画や教会の祭壇画などによく使われています。
右の絵はSt.Wolfgangの傑作祭壇の右側扉の内側に描かれているものです。
クリスマスの12月25日を1日目と数えて、2月2日はちょうど40日目にあたるわけです。
1月6日のHeilige Drei Königeが過ぎたらクリスマスツリーを片付ける人が多いですが、場所によってはこの2月2日までツリーを飾っている人も実は多くいるんですね。
この2月2日のMariä Lichtmessの習慣は、また例によって後からキリスト教の世界に取り入れられました。
昔この日は支払いの期限、仕事の契約、農業の開始など様々なけじめの日になっていたわけですね。
人類が築いた歴史はキリスト教が誕生するずっと以前から存在しています。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。
しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。
それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。
カスパール (アジアを象徴)
没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場
メルキオール (ヨーロッパを象徴)
黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場
バルタザール (アフリカを象徴)
乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場
今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。
今日は特に"Stephanitag"(シュテファー二ターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。
今年のクリスマスも暖かくて24日は15℃ぐらいになりました。
それまでは朝はマイナス、日中の気温も0~3℃ぐらいという寒い日が続いていました。
毎年クリスマスだけは暖かくなる・・・何か見えない力が働いているようです。
さて、今日はクリスマスツリー🎄を飾る習慣についてお話ししましょう。
クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。
そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽ではないかと思います。
おもちゃのツリーを飾る習慣ではないからです。
昨日はクリスマスの始まりを話題にしました。
そこで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっていたわけです。
①
その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。
②
農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。
③
北欧のユールの祭りからも影響を受けています。
北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。
昨日12月24日はクリスマス・イヴ、うちは昼食後にクリスマスツリー🎄を飾る予定でしたが、天気が良くて気温も高かったので散歩に行こうということになりました。
クリスマス・イヴの午後15:00頃はもうかなり静かですね。
店も閉まり、交通量の数も少なく、人通りもほとんどありませんでした。
散歩から帰って家族みんなでクリスマスツリー🎄を飾り、夕食はうちの伝統でお寿司、その後しばらくしてChristkindがたくさんのプレゼントを持って来ました。
こちらではクリスマスには魚を食べる習慣があります。
うちの場合は毎年お寿司です。
魚だから日本流でいいのかなと。(笑)
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
絵画、建築、音楽などはキリスト教と密接な関係があり、現在の私達の生活や習慣にも大きな影響を与えています。
キリスト教のことが少しでも見えてくると、ウィーンをもっと楽しめます。
Adventkranzなどはこのクリスマス時期には欠かせないもののひとつですね。
そのキリストが誕生したことを祝うのがクリスマスであり、年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。(宗教的には復活祭が一番重要ですが)
ひと月以上もクリスマスの空気を楽しむことからもそれが窺えます。
今日はそのクリスマスがどのように始まったかを簡単にまとめます。
現在世界の多くの国が、12月25日の「クリスマス」を祝います。
ドイツ語ではWeihnachten (ヴァイナハテン)と呼ばれています。
このクリスマスというのはどこから生まれたのでしょうか?
313年にキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の時代、おそらく325年のニケーアの公会議で、もしくは336年12月25日にローマ帝国でキリスト降誕祭が行われているのはほぼ確実とされていることもあり・・・あるいは354年とも?・・・いずれにしても325年~354年にイエスの生まれた日が12月25日に定められたようです。
聖書の中にはイエスがいつ生まれたかというハッキリした記述はありません。
当時ローマ帝国は多神教で、キリスト教はそのひとつであったわけです。
キリスト教は様々な異教に出会い、その祝祭日をキリストの誕生日にせざるおえなかったわけです。
言い方を変えれば、コンスタンティヌス帝は当時ローマ帝国で普及していた太陽神側にもいい顔をし、自ら認めたキリスト教側にもいい顔をして・・・というように帝国をまとめるための苦肉の政策のようにも思えます。
以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっていると考えていいと思います。
①その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、
太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。
②農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、
これは紀元前217年頃からあったとされています。
③北欧のユールの祭りからも影響を受けています。
北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、
収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。
これらの習慣が現在私達の時代のクリスマスのベースになっていたわけです。
人間が今まで築き上げた歴史の長さから比べれば、私達はそのほんの一部分しか生きられないわけですから、この現在のクリスマスの習慣が何百年後かには変わっているかもしれませんね。
アドヴェントクランツにも最後のロウソクが灯されて、クリスマスがもうそこまで来ています。
クリスマス習慣がフィナーレに近づくとクリスマスをのんびり楽しもうという空気にも変化が見られ、慌ただしく感じるようになります。
クリスマスプレゼントを買おうとする人、クリスマスツリーを買っていく人などの姿が目立つようになり、街を歩く人も忙しく見えます。
さて、うちは昨日クリスマスツリー🎄を買いました。
クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。
そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。
おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。
もみの木はTannenbaum(タンネンバウム)とドイツ語で呼ばれますが、特にこのクリスマスツリーのもみの木は、ここオーストリアではChristbaum(クリストバウム)と呼ばれています。
クリスマスプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなくChristkind(クリストキント)ですからね。
背丈が高いものから低いもの、全体の形が整っているものなど様々です。
オーストリアは林業も重要な産業であり、計画的な植林をしているため、もみの木がなくなることは絶対にありません。
毎年時期になると選ばれたもみの木が切られて売られるために運ばれてきます。
年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要ですが、Advent時期には重要な日がいくつかあります。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
今日から12月ですね。
こちらはアドヴェント習慣に入っていて、天気はどんよりしているもののクリスマス一色のウィーンの街です。
クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。
今日はキリスト教の成り立ちについて簡単にまとめようと思います。
キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。
キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。
実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。
キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、
教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。
キリスト教はユダヤ教から派生したものです。
古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。
民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。
紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。
紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。
そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。
その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。
そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。
紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。
最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。
ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。
旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。
ただ・・・
ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。
昨日はハロウィンでしたが、去年と比べるとたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。
うちにも10回ぐらい家の呼び鈴が鳴らされ、お菓子などをもらいに近所の子供達が来ました。
改めてハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。
今日から11月ですね。
今日はAllerheiligenという祝日です。
11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
今日は10月31日...早いもので明日から11月に入ります。
ここ数日は朝がどんよりしていますね。
徐々に冬の訪れを感じます。
オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、毎年ハロウィン習慣がオーストリアにもより浸透している気がします。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が898万ですから、200万人以上の人ということになりますね。
特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。
特に15歳~29歳の世代に広く受け入れられています。
過去2年間はコロナ規制のおかげでパーティーも自粛ムードでしたが、今年はコロナ以前のようです。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくてもその2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
今年は15歳~29歳の少なくとも75%はハロウィンを祝い、1人平均30ユーロの支出ということです。
49%はチョコレートやお菓子、21%はカボチャを加工、13%は装飾に支出するということです。
33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
60歳以上の世代はわずか9%しかハロウィンを祝いませんので、いかに若者に支持されている習慣かがわかります。
さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば今年はオーストリア全体で55.000.000ユーロもの経済効果があるとされています。
今日から日中の気温がまだ30℃を超え、暑い週始めとなりました。
8月も半ばになり休暇シーズンも終わりに近づいています。
今年は3度目のコロナ禍の休暇シーズンとなりましたが、明らかに旅行者が増えていますね。
でも周辺諸国からの個人観光客が目立ち、団体ツアーは全般的にまだまだで、日本を始めアジア、アメリカなどももう少し時間がかかりそうです。
さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で祝日です。
イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。
ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。
信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。
子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。
また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。
ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。
その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。
しばらく湿気が強く雨が多く降る日が続いていましたが、昨日はこの時期らしいカラッとした空気になっているウィーンで、夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンの空気が街中に漂っています。
しかし・・・今日は午後から再び湿気が強くなり、雨が降る予報になっています。
気温も日中29℃と蒸し暑い日になりそうです。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月17日が復活祭、6月5日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月16日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。
その後は、キリスト昇天、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。
昨日の午後、ドナウ河沿いを散歩したのですが、空が暗くなり雨が降り始めてきました。
当初は降ったり止んだりしていたのですが、17:30過ぎぐらいからさらに空が暗くなり、雷を伴った非常に強い雨が降り、台風のような強風が吹き荒れました。
しかし1時間も経たないうちに青空に戻りましたね。
さて、今日6月5日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。
もっとも今日は日曜日でもありますが。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が4月17日、その後キリスト昇天が5月26日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2022年5月26日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
今年はコロナ規制もかなり緩和されて、多くの人が出かけるのではないでしょうか。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2022年の復活祭(OSTERN)は4月17日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
昨日4月17日が復活祭でした。
今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。
ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。
うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。
復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。
別にFatenzeitを守っているわけではありません。
うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。
現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。
ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?
これは四旬節と密接な関係があります。
このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。
そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。
生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。
やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。
当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。
その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。
教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。
大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。
それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。
そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。
ちなみにイースターエッグを食べる時にこちらでは"Eierpecken"をやる習慣があります。
Eierpeckenとはお互いのイースターエッグをぶつけ合って相手の卵を割るんですね。
この時自分の卵を割らずに相手の卵を割ったら勝ちとなります。
復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を楽しめます。
今日ここに掲載した写真は義理の母が用意したもので、Bioのたまごをそのまま利用したので色付けしていない自然の色です。
昨日うちでは残っていたたまごを茹でて赤い色をつけました。
今日4月17日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。
毎年復活祭は天気が良くなかった気がしますが、今年は現時点で青空が広がっています。
しかし気温は上がらず朝7:00の時点で3℃、2月や3月の方が気温が高く、日中も13℃ぐらいまでしか上がらないようなので肌寒い1日になりそうです。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
今年は3年ぶりでシェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市もオープンしています。
4月11日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いでしょう。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
今日からコロナ規制がさらに緩和されました。
病院・介護施設を除いてウィーンでも2Gなどの陰性証明提示が無くなりました。
これによりカフェ、レストランも自由に入れることになります
さらにFFP2マスク着用も公共交通機関、スーパーなどの生活不可欠な店舗以外は要らなくなりました。
博物館内もマスク着用義務はありません。
今年はシェーンブルン宮殿やFreyungなど3年ぶりに復活祭も開かれていて、人出も多くなりもういい加減にコロナ終わらせたいよ・・・という空気がそこらじゅうに漂っています。
今年は復活祭が4月17日・・・明日ですね。
去年の4月4日でしたから約2週間遅いわけです。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。
今日はこの復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
昨日3月1日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月17日ですから、今日の3月2日が灰の水曜日となります。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日から3月ですね。
今日3月1日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が4月17日であり、去年は4月4日でしたから謝肉祭も去年より2週間ほど遅くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月17日ですから、3月2日が灰の水曜日となり、その前日3月1日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
余談ですが"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)はこの時期多くの人が食べるポピュラーなものです。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
今日の朝も昨日ほどではありませんが0℃を少し下回って冷え込んでいるウィーンです。
しかし今日も青空が広がるいい天気になりそうです。
Semesterferien(学期休み)が終わり、今日から学校が始まります。
さて今日2月14日はバレンタインデーですね。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
思い出せば小5の時にが初めてで、その後何回かチョコレートを貰った記憶があります。(本当ですよ 笑)
今となってはいい思い出です。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。
ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin von Terni"、彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。
結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。
よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。
彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。
ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。
18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。
私の小学校~高校の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。
しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。
それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。
カスパール (アジアを象徴)
没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場
メルキオール (ヨーロッパを象徴)
黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場
バルタザール (アフリカを象徴)
乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場
今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。
今日は特に"Stephanitag"(シュテファー二ターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。
今日のウィーンは日中の気温もマイナスという寒い日です。
でもクリスイヴの24日はプラス13℃ぐらいになり、例年通り暖かめのクリスマスでした。
その前は寒くて、昨日25日の昼過ぎぐらいからは気温が下がり、夕方には少し雪も降りマイナスになりました。
これはどういう気候現象なのでしょうか。
毎年クリスマスだけは暖かくなる・・・運命のいたずらなのか偶然なのかわかりません。
さて、今日はクリスマスツリー🎄を飾る習慣についてお話ししましょう。
クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。
そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。
おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。
まずクリスマスの起原を参照して下さい。
ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。
①
その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。
②
農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。
③
北欧のユールの祭りからも影響を受けています。
北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。
この時期のウィーンの主役はクリスマスです。
年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要ですが、Advent時期には重要な日がいくつかあります。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場するはずでしたが、今年も去年同様にロックダウン中なのでそれぞれの家庭でニコロ習慣を楽しんだはずです。
そして今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
昨日はハロウィンでしたが、去年と比べるとたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。
うちにも5~6回家の呼び鈴が鳴らされ、お菓子などをもらいに近所の子供達が来ました。
子供達と言っても、中学生ぐらいが多かったですね。
ハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。
早いもので今日から11月です。
今日はAllerheiligenという祝日です。
11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
今日から冬時間に戻りました。
日本との時差は8時間となるわけですね。
さて、オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が893万ですから、200万人以上の人ということになりますね。
特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。
15歳~29歳の多くはハロウィンを祝うということです。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
ウィーンはどうでしょう?
15歳~29歳の75%はハロウィンを祝う15歳~29歳の80%はハロウィンのためにお金を支出したい
1人平均30ユーロの支出
94%は店で購入、26%はオンライン購入
48%はお菓子、19%はカボチャ、17%は奇怪なキャラクター
33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば今年はウィーンだけでも13.000.000ユーロもの経済効果があるとされています。
今週は日中25℃を越える夏のような暑い日が続きます。
夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンがそこまで来ています。
今年も新型コロナウィルスのおかげでオーストリア国内で休暇を過ごそうという人が多いようです。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月4日が復活祭、5月23日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月2日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。
その後は、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。
去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかった感じがしますが、4月、5月の天気が悪く、雨が降る日が多いです。
朝はたいてい晴れていて青空が広がることが多いのですが、必ずと言っていいほど午後になるとにわか雨が数回降ります。
風が強い日も多く、春といっても肌寒く感じる日が多いような気がします。
この時期でも満開のマロニエが多く見られます。
さて、今日5月23日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。
もっとも今日は日曜日でもありますが。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が4月4日、その後キリスト昇天祭が5月13日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2021年5月13日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2021年の復活祭(OSTERN)は4月4日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
昨日4月4日が復活祭でした。
今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。
ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。
うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。
復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。
別にFatenzeitを守っているわけではありません。
うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。
現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。
ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?
これは四旬節と密接な関係があります。
このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。
そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。
生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。
やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。
当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。
その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。
教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。
大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。
それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。
そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。
ちなみにイースターエッグを食べる時にこちらでは"Eierpecken"をやる習慣があります。
Eierpeckenとはお互いのイースターエッグをぶつけ合って相手の卵を割るんですね。
この時自分の卵を割らずに相手の卵を割ったら勝ちとなります。
復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を意識できます。
今日4月4日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
シェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市なども本来であれば盛況を見せているはずですが、今年も去年同様新型コロナウィルスの影響で中止となっています。
3月29日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いはずですが、今年も自宅で祝うことになります。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
本日4月3日の日本時間19:00にウィーンからのLIVE配信を予定しています。
参加を御希望の方はこちらからどうぞ。
今年は復活祭が4月4日・・・明日ですね。
去年の4月12日と比べると早いです。
本来この時期は復活祭の空気を楽しんで、別の意味での活気が感じられますが、今年は去年に引き続き2度目のコロナ禍での静かな、家庭で個々に祝う復活祭ですね。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。
今日はこの復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
昨日2月16日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月3日ですから、今日の2月17日が灰の水曜日となります。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日2月16日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が4月4日となり、去年は4月12日でしたから謝肉祭も去年より8日ほど早くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月4日ですから、2月17日が灰の水曜日となり、その前日2月16日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
昨日は"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を話題にしました。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
去年から今年にかけてコロナのおかげで私達のライフスタイルがかなり変わりました。
12月26日より3度目のロックダウンに入り、年が明けて1月6日の Heilige Drei Könige (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)が終わるとクリスマス休暇も終わりという感じで、次の日の1月7日から学校もオンライン授業で始まりましたが、1月17日の11:00に記者会見が行われ、オーストリア政府は3度目のロックダウンを延長することを発表し、25日よりスーパーや公共交通機関では普通のマスクではなく、FFP2マスク着用が義務付けられました。
2月1日に2月8日以降の措置が発表され、2月3日にはさらにオーストリアへの新たな入国規制が発表されました。
2月7日がロックダウン最後の日となりました。
しかし、生活がもとにに戻るまでにはまだまだ時間がかかります。
そう言えば先週の木曜日に国立オペラ座の舞踏会もが行われるはずでしたが、中止となりました。
気が付けば明日の火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスです。
謝肉祭はイエス・キリストが磔になり、そして復活するまでの厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・・という意味があるわけです。
このFaschingの時期には"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を食べる習慣があります。
Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。
むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?
"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。
Krapfen(クラプフェン)という名前はほぼ中世の頃から来たというのが定説で、当時は今のKipferl(いわゆるクロワッサン)の形をしたものがありました。
これを当時Krallenとも呼ばれ、Krallenは"かぎづめ"という意味があります。
このKralleが当時"Chrapho" とか "Krapfe" という呼び方をされていました。
この形は寒い時期に悪い魔女や幽霊から人間を守るための意味がありました。
しかし、どの地域からどのようにして一番最初のKrapfenが生まれたかはハッキリとはしていませんが、いくつかの説があります。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。
しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。
それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。
カスパール (アジアを象徴)
没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場
メルキオール (ヨーロッパを象徴)
黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場
バルタザール (アフリカを象徴)
乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場
今日のウィーンは朝6:30の時には3.3℃でした。
昨日は冬至だったので、これから日が徐々に長くなっていくわけですね。
ウィーンの街中には例年通り多くのクリスマスツリーを売る業者が見られます。
この時こそは彼らが主役と言わんばかりにこの時期の風物詩となっています。
うちも土曜日にクリスマスツリーを買いました。
クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。
そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。
おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。
生活の中では年間を通して一番重要な行事がクリスマスです。
(宗教的には復活祭ですが)
ところでなぜクリスマスにもみの木を飾るのでしょうか?
まずクリスマスの習慣を参照して下さい。
ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。
①
その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。
②
農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。
③
北欧のユールの祭りからも影響を受けています。
北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。
この時期のウィーンの主役はクリスマスです。
年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要ですが、Advent時期には重要な日がいくつかあります。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場するはずでしたが、今年は再ロックダウンだったのでそれぞれの家庭でニコロ習慣を楽しんだはずです。
同時にアドヴェントの第2日曜日だったので2本目のロウソクが灯されました。
そして今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
現在再ロックダウン中のオーストリアですが、このコロナ禍でもクリスマスが日に日に近づいています。
今頃はクリスマス市で毎日賑わっているウィーンの街ですが、今年は外出規制もあってクリスマスの空気をあまり感じません。
それでもスーパーなど開いている店舗ではあまり目立た多くてもクリスマスグッズなどが売られてはいます。
クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。
クリスマスが来る前に、キリスト教の成り立ちについてここに簡単にまとめます。
キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。
キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。
実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。
キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、
教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。
キリスト教はユダヤ教から派生したものです。
古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。
民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。
紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。
紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。
そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。
その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。
そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。
紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。
最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。
ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。
旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。
ただ・・・
ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。
一昨日はハロウィンでしたが、今年はコロナ禍なので静かな夜でしたね。
昨日はオーストリア政府が発表した2度目のロックダウンについてまとめましたので、今日は1日遅れとなりましたがAllerheiligenについてです。
11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が890万ですから、200万人以上の人ということになりますね。
特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。
15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。
今年はもっと多いということになっていて、ウィーン全体ではハロウィン関係の物に、1人平均21ユーロ支出するという計算になっています。
ウィーンの3人に1人の割合で、ハロウィン関係の物を買うようです。
8月も半ばになり休暇シーズンも終わりに近づいています。
今年は新型コロナウィルスの影響でオーストリア国内で休暇を過ごす人が多いですね。
日本でも御盆に帰省することに対して色々言われていると思います。
さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で祝日です。
今年は土曜日がマリア被昇天となるため祝日の恩恵がありません。
イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。
ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。
ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。
こちらは9月から新年度が始まりますので、もう年度末ということになりますね。
夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンがそこまで来ています。
今年は新型コロナウィルスのおかげでオーストリア国内で休暇を過ごそうという人が多いようです。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月12日が復活祭、5月31日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月11日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。謝肉祭、四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。
その後は、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。
先週5月最後の週は雨が多く降ったり、晴れて青空が広がったりと不安定な天気でした。
早いもので今日から6月ですね。
日が夏至に向かってもう少し長くなり、開放的な空気が漂うウィーンの街です。
さて、昨日5月31日はPfingsten(プフィングステン)という祝日でした。
もっとも昨日は日曜日でもありましたが。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が4月12日、その後キリスト昇天祭が5月21日、その10日後の昨日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
昨日の日曜日(Pfingstsonntag)と今日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2020年5月21日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2020年の復活祭(OSTERN)は4月12日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
昨日の4月12日は復活祭でした。
次の日今日もOstermontag・・・復活祭の月曜日もお休みです。
ドイツ語で復活祭はOstern(オステルン)と言いますが、厳密には"復活祭"という訳ではありません。
この復活祭の時期には至る所にたまご(イースターエッグ)、うさぎ、ネコヤナギが飾られているのが見られます。
これは復活祭の3大シンボルでしょう。
イースターエッグは色々工夫を凝らし、色が塗られていたり、素敵な絵が描かれていたりと色々なスタイルがあります。
どうしてたまごには色が塗られるのでしょうか?
これは四旬節(Fastenzeit)と密接な関係があります。
このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。
そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。
生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。
やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。
当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。
その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。
教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。
大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。
それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。
そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。
復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を意識できます。
今日4月12日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
シェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市なども本来であれば盛況を見せているはずですが、今年は新型コロナウィルスの影響で中止となっています。
4月6日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いはずですが、今年は自宅で祝うことになります。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
復活祭まであと1週間を切りました。
今年は復活祭が4月12日で、去年の4月21日と比べると早いです。
本来この時期は復活祭の空気を楽しんで、別の意味での活気が感じられますが、今年は新型コロナウィルスの影響で静かな、家庭で個々に祝う復活祭となりますね。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。
この復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
昨日2月25日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月12日ですから、今日の2月26日が灰の水曜日となります。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日2月25日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が4月12日となり、去年は4月21日でしたから謝肉祭も去年より9日ほど早くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月12日ですから、2月26日が灰の水曜日となり、その前日2月25日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
昨日は"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を話題にしました。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
国立オペラ座の舞踏会も今週の木曜日に終わり、週明けの火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスです。
謝肉祭はイエス・キリストが磔になり、そして復活するまでの厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・・という意味があるわけです。
場所によっては昨日の11月11日11時11分から謝肉祭が始まるという習慣もありますが、これは19世紀以降に生まれた習慣です。
実際にウィーンで生活をしていると1月6日の聖三王の日が過ぎるまではあまり謝肉祭という雰囲気にはなりません。
このFaschingnの時期には"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を食べる習慣があります。
Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。
むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?
"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。
Krapfen(クラプフェン)という名前はほぼ中世の頃から来たというのが定説で、当時は今のKipferl(いわゆるクロワッサン)の形をしたものがありました。
これを当時Krallenとも呼ばれ、Krallenは"かぎづめ"という意味があります。
このKralleが当時"Chrapho" とか "Krapfe" という呼び方をされていました。
この形は寒い時期に悪い魔女や幽霊から人間を守るための意味がありました。
しかし、どの地域からどのようにして一番最初のKrapfenが生まれたかはハッキリとはしていませんが、いくつかの説があります。
昨日も一昨日と同様、春の陽気だったウィーンです。
太陽の下だと20℃ぐらいありましたからね。
開放的な空気が街中に漂い、半袖で歩いている人もいました。
さて、今日は"聖燭祭"という日本ではもしかしたらあまりポピュラーではないお話です。
聖燭祭とはこちらでは多くの人が"Marialichtmess"(マリアリヒトメス)と呼んでいて、毎年今日の2月2日です。
イエスが生まれた後40日後、マリアとヨゼフは律法の定めに従ってイエスをエルサレム神殿に連れて来て、産後の汚れの清めの式を受け、イエスを神に捧げます。
そのためクリスマスの習慣は今日を持って終わるという考え方が普及していて、例えば地域によっては今日クリスマスツリーを燃やす所もあります。
(うちはもう1月の3週目に片付けました)
またこの日は教会の日々の使用に供される蝋燭一年分が教会で聖別される・・・"聖燭祭"というわけですね。
今日2月2日はイエス・キリストが聖母マリアとナザレのヨセフによって神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝うというもので、エルサレムでは5世紀、ローマでは7世紀に祝われるようになったということです。
またヨーロッパでは古くからあった習慣のひとつで、立春の始まりでもあります。
農家では冬が終わって、また今日から春の畑仕事が始まるという区切りの日、また1年の利子や貸しを返す日であり、使用人達もこの日に給料を払ってもらえました。
立春・・・そういった区切りの日であるわけです。
日本での今年2020年の立春は2月4日ですね。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。
しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。
それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。
カスパール (アジアを象徴)
没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場
メルキオール (ヨーロッパを象徴)
黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場
バルタザール (アフリカを象徴)
乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場
ウィーンの街中には多くのクリスマスツリーを売る業者が見られます。
この時こそは彼らが主役と言わんばかりにこの時期の風物詩となっています。
クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。
そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。
おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。
生活の中では年間を通して一番重要な行事がクリスマスです。
(宗教的には復活祭ですが)
ところでなぜクリスマスにもみの木を飾るのでしょうか?
まずクリスマスの習慣を参照して下さい。
ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。
①
その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。
②
農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。
③
北欧のユールの祭りからも影響を受けています。
北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。
この時期のウィーンの主役はクリスマスです。
年間を通してクリスマスが一番重要なイヴェントがある12月にはそれ以外にも重要な日がいくつかあります。
12月1日がアドヴェントの第1日曜日となり、Adventskranzに1本目のロウソクが灯されました。
今日はアドヴェントの第2日曜日なので2本目のロウソクを灯します。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場しました。
今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
昨日はハロウィンで、家にも多くの子供達が仮装をしてやって来ました。
その都度対応するのが面倒なので、あらかじめ玄関前にお菓子を入れた箱を置き、子供達が勝手に持っていけるようにしました。
オーストリアではハロウィンを祝う習慣が年々増加している傾向です。
さて、今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。
オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が890万ですから、200万人以上の人ということになりますね。
特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。
15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。
さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。
今年はもっと多いということになっていて、ウィーン全体ではハロウィン関係の物に、1人平均21ユーロ支出するという計算になっています。
ウィーンの3人に1人の割合で、ハロウィン関係の物を買うようです。
先週からウィーンを離れてザルツカンマーグートやZell am Seeそしてウィーンに戻って来ました。
ザルツカンマーグートは何回も訪れている所ですし仕事ではありましたが、私の大好きな所ばかりでオーストリアの美しい自然に触れてきました。
さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で、祝日です。
イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。
ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。
ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。
こちらは9月から新年度が始まりますので、もう年度末ということになりますね。
学校ももうすぐ終わりで、休暇シーズンがそこまで来ています。
そんな空気が感じられる夏のウィーンは開放的でいいですね。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の
"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月21日が復活祭、6月9日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日20日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。謝肉祭、四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。
その後は、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。
5月は不安定な天気が多く、日中10℃にも達しなかった日がありましたが、6月に入って一挙に夏が到来したウィーンです。
日が夏至に向かってもう少し長くなり、開放的な空気が漂うウィーンの街中を歩くだけで気持ちいいです。
さて、今日6月8日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。
Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。
日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。
今年の復活祭が4月21日、その後キリスト昇天祭が5月30日,その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。
弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。
すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。
これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。
紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。
ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。
これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。
シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。
復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。
こちらでは今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。
写真はメルク修道院の教会です。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2019年5月30日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2019年の復活祭(OSTERN)は4月21日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
オーストリアはキリスト教ローマカトリックが国内全体の80%を下りません。
これはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家がカトリックを守って来たことにも大きな関係があるでしょう。
ローマカトリックはかなりの矛盾を修正し、教理を作り上げて現在に至っていますが、絵画、建築、音楽などの分野で素晴らしいものを生み出しています。
でもキリスト教の本来の性格はOrthodoxe Kirche と言われる東方正教会が流れを受け継いでいます。
キリスト教の成立も参照して下さい。
ローマのコンスタンティヌス帝が313年ミラノ勅令により、キリスト教を公認し、コンスタンティヌス帝はその後まもなくの330年、都をローマから、ビザンティオンに移します。
この街は現在のイスタンブールで、当時コンスタンティノープルと呼ばれました。
ここを首都として、更にキリスト教が発展をしていき、392年には、テオドシウス帝はキリスト教をローマ帝国の国教とします。395年、ローマ帝国が西と東に分裂し、西ローマ帝国は476年、ゲルマン民族によって崩壊しますが、東ローマ帝国は、オスマントルコにやられる1453年まで、1000年以上も続き、ある意味では正統にキリスト教を守っていきました。
昔の名称ビザティオンから東ローマ帝国は、ビザンティン帝国とも言われますね。
なのでそこからの基本となるキリスト教は東方教会、俗にオーソドクスと呼ばれ、現在のギリシャ正教に通じる流れが形成され、いわゆる正統派としてキリスト教の習慣を受け継いでいるわけです。
今日はこの正教会がどのくらい分布しているかをちょっと見てみましょう。
今日4月21日はOSTERN(オステルン)・・・復活祭です。
イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。
このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。
イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。
謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。
シェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市なども例年通り盛況を見せ、4月15日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いです。
クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。
生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。
まもなく復活祭です。
今年の復活祭は4月21日ですから、今週の日曜日です。
ドイツ語ではOstern(オステルン)と言いますが、厳密には"復活祭"という訳ではありません。
この時期には至る所にたまご(イースターエッグ)、うさぎ、ネコヤナギが飾られているのが見られます。
これは復活祭の3大シンボルでしょう。
イースターエッグは色々工夫を凝らし、色が塗られていたり、素敵な絵が描かれていたりと色々なスタイルがあります。
どうしてたまごには色が塗られるのでしょうか?
復活祭まであと1週間程となりました。
今年は復活祭が4月21日と去年よりも約3週間遅いので、復活祭市なども遅く始まりました。
Freyungやシェーンブルン宮殿などには復活祭市が見られ、復活祭の空気をさらに盛り上げてくれます。
街中を歩けば復活祭を感じさせる装飾が多く見られます。
復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。
OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。
この復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。
昨日3月5日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。
四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月21日ですから、今日の3月6日が灰の水曜日となります。
四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。
今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。
今日3月5日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。
今年は復活祭が4月21日となり、去年は4月1日でしたから謝肉祭も去年より3週間ほど遅くなるわけです。
"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。
謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。
Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。
四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。
灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月21日ですから、3月6日が灰の水曜日となり、その前日3月5日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。
40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。
そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。
多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。
仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。
カレンダーのクリスマスが終わったと思ったら、年末・・・そして新年を迎えてもう1月6日となりました。
時が流れるのは本当に早いですね。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祝日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。
しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。
それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。
カスパール (アジアを象徴)
没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場
メルキオール (ヨーロッパを象徴)
黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場
バルタザール (アフリカを象徴)
乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場
この時期のウィーンの主役はクリスマスです。
年間を通してクリスマスが一番重要なイヴェントがある12月にはそれ以外にも重要な日がいくつかあります。
12月2日がアドヴェントの第1日曜日となり、Adventskranzに1本目のロウソクが灯されました。
一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場しました。
今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。
今日12月8日はMaira Empfängnis (マリア・エンプフェングニス)という祝日です。
マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
クリスマスが日に日に近づいています。
ウィーンの街を歩けばそこらじゅうにクリスマスの空気を感じます。
クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
街中を歩くだけで心がうきうきしてきますね。
クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。
クリスマスの成り立ちの前に、キリスト教の成り立ちについてここに簡単にまとめます。
キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。
キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。
実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。
キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、
教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。
キリスト教はユダヤ教から派生したものです。
古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。
民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。
紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。
紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。
そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。
その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。
そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。
紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。
最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。
ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。
旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。
ただ・・・
ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。
昨日はハロウィンで、家にも多くの子供達が仮装をしてやって来ました。
その都度対応するのが面倒なので、あらかじめ玄関前にお菓子を入れた箱を置き、子供達が勝手に持っていけるようにしました。
オーストリアではハロウィンを祝う習慣が年々増加している傾向です。
さて。今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。
名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。
ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。
AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。
今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。
ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。
オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。
昨日の新聞の記事でオーストリアでのハロウィンについて記載されていました。
それによればオーストリアの1/4がハロウィン習慣を祝うようです。
オーストリアの全人口が880万弱ですから、200万人以上の人ということになりますね。
特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。
15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。
自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。
子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。
さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果がかなり大きいものがあります。
魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。
先週からウィーンを離れて、ザルツカンマーグートやオーストリア最高峰のグロースグロックナーが見られる山岳道路を通りハイリゲンブルート、ケルンテン州のヴェルター湖、そしてウィーンに戻って来ました。
何回も訪れている所ですし、仕事ではありましたが、私の大好きな所ばかりで楽しいルートでした。
さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で、祝日です。
イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。
ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。
ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。
早いもので今日は5月の最後の日です。
5月にもかかわらず連日30℃に達しない夏のような暑さが続き、今日予報では今年初めて30℃を超えることになっています。
その反面Gewitterと言われる雷を伴う一時的な強い雨がオーストリアのどこかで局地的に毎日見られます。
さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。
Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。
"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。
ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。
Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたります。
Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。
今年は4月1日が復活祭、5月20日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日が聖体祭になるわけです。
聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。
毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。
その後は、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。