今年2014年も今日を含めてあと2日となりました。
去年ウィーンの冬は2回しか雪が降りませんでしたが、今年は12月26日が
2回目の雪で、(ちなみに今年のウィーンの初雪はもう少し前でしたが街全体ではなく局地的でした)
27日の夜や28日、昨日の29日も雪でした。
うちの庭も真っ白で、竹に積もった雪と竹の葉の緑で風情があります。
気温はクリスマスまでは暖かく、12月19日は日中15℃、23日、24日のイヴは13℃と
復活祭よりも暖かいという矛盾した状況でした。
25日のクリスマスから気温が下がり始め、日中は6℃、次の日の26日も日中は6℃・・・
その日の夕方から気温がさらに下がり27日は早朝-5℃で日中は0℃~1℃で風が冷たくて
体感的にはマイナスを感じるぐらいのとても寒い1日でした。
一昨日の28日は日中-4℃~-2℃で、昨日も日中-3℃ぐらいとやっと冬らしい気候になりました。
去年もそうでしたが、寒い日が1週間ぐらい続くとまた気温が上昇していくようで、
今週末はまた少し暖かくなるようです。
写真は昨日の午前中11時頃のシェーンブルン宮殿です。曇りのように見えますが雪が降っています。
写真では閑散としているように見えますが、昨日のシェーンブルン宮殿は大変な混雑で、
一般観光のチケット売り場は長蛇の列でした。
朝早くから除雪車が出動し、道路や歩道の雪をどかしていました。
オーストリアの3大クラシックの作曲家と言えば、モーツァルト、ハイドン、シューベルト
ですが、シューベルトはウィーンで生まれたウィーン人です。
すでにここでは中央墓地のシューベルトのお墓、シューベルトの生家、ますの泉などを
紹介していますが、そのシューベルトに因んだもので、場所柄のせいか、あまり知られて
いないものがあります。
ウィーンは中心から離れた所に大きないわゆるショッピングセンターがよくありますが、
先日ミレニアムタワーに行きました。
ここはショッピングだけでなく、映画館、フード、ボーリング、ビリヤードなどが気軽に
楽しめるわけですが、そこのトイレに行きました。
ウィーンは昨日26日の夜に今年初めての雪が降りました。
空気も乾燥していたのであっという間に白くなりました。
朝起きてみると庭は白くなっていますが、道路などはすっかり乾いていました。
さて、ウィーンの街にはガイドブックに載っていない、でも地元で知られたレストランがたくさんあります。
今日話題にするこの場所はウィーン旧市街一角にあり、地元の人達でいつも
賑わっているレストランです。
今日12月26日は第2クリスマスの日であり、オーストリアではStefanitagと特に呼ばれています。それはシュテファン大聖堂の聖人シュテファヌスの日が今日だからです。
クリスマスのこの時期、ウィーンの街中は個人の家、商店やレストラン、そして街中の通りに至るまで様々なイルミネーションが灯されています。
冬至は過ぎましたが日が短いこの時期、結構早くから薄暗くなり、それと同時にイルミネーションが灯されます。
今日はウィーンの街中のイルミネーションについてです。
昨日は12月24日クリスマスイヴでした。
オーストリアではChristkindがプレゼントを持ってやって来ます。
うちにもChristkindが夜にやって来ました。
宗教的には復活祭が一番重要ですが、生活の中での年間行事としてはこのクリスマスが
一番重要です。
早いもので今日は12月24日のクリスマスイヴです。
こちらの各家庭ではクリスマスツリーが飾られ、そのツリーの下にプレゼントがいっぱい置いてあることと思います。街中は昼過ぎぐらいから人の数がどんどん少なくなっていき、
家に閉じこもり、家族とクリスマスを過ごすわけです。
ずっと続いてきたクリスマスの盛り上がりがうそのような静けさです。
うちも先日買って庭に置いてあったクリスマスツリーを慌ただしく飾りました。
夕食が終わった後のプレゼント交換(Bescherung)が待ち遠しいです。
イヴと言えばやっぱりこのこの話題にどうしても触れたくなってしまいます。
プレゼント交換の前に敬虔な気持ちで歌われる"きよしこの夜"オーストリアからの世界中に広がって親しまれている歌です。
先々週からウィーンはクリスマスツリーが街中で売られています。
11月半ばからクリスマス市が出始めてクリスマスの雰囲気が一挙に漂うわけですが、
この時期ツリーが街中に出て来ると、ますますクリスマスが近づいて来るんだな・・・
と思います。
今日は12月23日ですが、今日にツリーを買う地元の方もまだまだ多いんですね。
アドヴェントの時期もあっという間に過ぎ、アドヴェントクランツの4本目のロウソクが灯されて、もうクリスマスが目の前です。
このクリスマス時期に今年もウィーンの人気あるクリスマス市を昨年に引き続きいくつか
紹介しましたが、今日が今年最後のクリスマス市の話題です。
今日はアドヴェントの第4日曜日です。
地元ではアドヴェントクランツに4本目のロウソクが灯されます。
今年もSchloss Hof (シュロス・ホーフ)のクリスマス市に昨日行って来ました。
ここはオーストリアでは歴史的に重要な場所で、あのウィーンのベルヴェデーレ宮殿を
建築させたプリンツ・オイゲンの宮殿のひとつです。
オーストリアは美しく奥がとても深い国ですが、残念ながら物価は決して安くありません。
食べ物は明らかに日本の方が安くて、質がいい物が食べられます。
税金も高いですしね~・・・。
でも生活をしていると、皆さんどうやって生活しているんだろうと思うぐらい心が豊かだなと思うことがよくあります。
さて最近何がどのくらい高くなり、逆に安くなったのかというちょっとしたデータを
見てみようと思います。
これは2014年11月のデータです。
※ÖSTERREICH より
教会にはパイプオルガンがつきものですね。街中を歩いている時、偶然通りかかった教会の
中に入ってみたら、厳かなパイプオルガンが聞こえた・・・なんて経験をした方もきっと
いらっしゃるでしょう。
このウィーンこぼれ話でも、ハイリゲンクロイツ修道院のパイプオルガンや
楽友協会ホール黄金の間にあるパイプオルガンを紹介していますが、今日はウィーン最古のパイプオルガンについて少し書きたいと思います。
このコーナーでもいくつかのカフェを紹介していますが、ウィーンは話題性があって100年以上も続いてるカフェがいくつもあり、ウィーンの街を歩くとカフェ文化を感じます。
今日はそのカフェの中でもほぼ100年ぶりに復活したカフェ"Griensteidl"(グリーンシュタイドゥル)について少し書いてみようと思います。
今年も何回か書いてますが、このクリスマス時期にクリスマス市で多く飲まれているのは
地元では"PUNSCH" (プンシュ)です。
Glühwein(グリューワイン)いわゆるホットワインも多く飲まれますが、外国からの観光客が多く注文するようですね。
クリスマス時期は地元ではやっぱりプンシュです。
それぞれのクリスマス市では毎年違ったプンシュカップが提供されます。
もちろんそれぞれのクリスマス市によってカップも違うので、カップを集めている地元の方も多いです。
私の場合は別に集めているわけではないのですが、毎年ついついカップを持ち帰るので、
気が付いたら集めたようにたくさんになってしまいました。
プンシュカップのことをこちらでは"Häferl" (へーフェルル)と言われています。
ウィーンの街中にはたくさんのクリスマス市があり、どこもそれぞれの雰囲気があるわけですが、今日紹介するFreyung(フライウング)のクリスマス市は毎年地元の人で賑わう
クリスマス市で今年28回目となりました。
今年2014年もシェーンブルン宮殿のクリスマス市を紹介します。
シェーンブルン宮殿はオーストリアで年間を通して地元の方から観光の方まで最も訪れる数が多いヨーロッパでも重要なバロック宮殿で、世界遺産にも登録されています。
去年2013年のシェーンブルン宮殿のクリスマス市では夜とちょっとした雪化粧を紹介しましたが、今年は天気のいい時の昼間のクリスマス市です。
世界一音響がいいホールのひとつで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと言えばウィーン楽友協会ホールですね。
以前にも楽友協会の4つの地下ホール、楽友協会ホールのパイプオルガンなどをこのコーナーでも紹介しています。
楽友協会ホール自体がギリシャ神殿スタイルをベースに建築されているので、建物内部やホールにもその要素が見られます。その要素のひとつである女像柱です。
このクリスマスの時期はウィーンに来る団体ツアーの中にもクリスマス市が組み込まれることが非常に多いので、仕事中でも毎日のように、またプライベートの空き時間などでもやっぱり雰囲気を楽しみにフラッとクリスマス市に寄ってしまいます。
それぞれのクリスマス市にはそれぞれの雰囲気と良さがあります。
ウィーンの王宮界隈には多くのアンティークショップがあるわけですが、その中でも特にデパートみないなドロテウムは有名ですね。
その他にもウィーンでは定期的にアンティーク市やのみの市が開かれますが、毎週土曜日に開かれる恒例の"のみの市"も地元では大変賑わっています。
このアドヴェント時期のウィーンにはヨーロッパを始め、様々な国からウィーンのクリスマスを楽しもうと観光の皆さんが多く訪れます。
先週末は3連休だったのでウィーンは大変な人でした。
ウィーンの街中では、重要な観光スポットにもクリスマス市が出てることもとても嬉しい
ことです。
そのため観光中案内をした後、集合時間まで少しのフリータイムという時でも手軽にクリスマス市を覗くことができます。
先日紹介した市庁舎のクリスマス市は規模とイルミネーションから言っても一番有名ですがそれぞれのクリスマス市にはそれぞれの雰囲気と良さがあります。
今日はバロックの重要な宮殿ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市です。
先日マリア信仰について書きましたが、今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリア・エンプフェングニス)というカトリックの休日です。マリア・迎える・・・というこの
ドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。
Maira Empfänginis ・・・マリア・迎える・・・これは聖母マリア自身が穢れなくこの
世に宿されたことを祝うもので、日本語では"無原罪の御宿り"とか"無原罪懐胎"と呼ばれています。
マリアが宿されたのは、マリアのお母さんであるアンナです。
なのでむしろこのこの祝日はアンナにも関係するわけです。
昨日の12月6日はニコラウスの日で土曜日でした。
オーストリアではクリスマスにプレゼントを持って来るのは誰でも知ってるサンタクロースではありません。サンタクロースが登場しないクリスマスです。
しかし、実際に登場しない・・・というと嘘になるかもしれません。
クリスマスをわくわくしながら待つAdvent(アドヴェント)のこの時期、サンタクロースは装飾などの脇役では登場するので街中でもキャラクター的に見ることはできます。
こちらではクリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなく、
子供のキリスト(Christkind・・・クリストキント) が持ってきます。
だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うものなので、子供のキリストが
プレゼントを持って来るわけです。
いわゆるサンタクロースは、カトリックの有名な聖人ニコラウスが原型というのが
一般的で、今日12月6日は聖ニコラウスの日として知られています。
街中はクリスマスの雰囲気に包まれています。
クリスマス市を始め、様々なお店やレストラン、一般家庭などにこの時期クリスマスの
デコレーションを見ることができます。
私達日本ではクリスマスと言えばサンタクロースが一般的で、言ってみればいつもの通り
アメリカの影響です。そこらじゅうにおもちゃのツリーも立てられていますよね。
でもこちらオーストリアではサンタクロースではなく、子供のキリスト(Christkind)が
プレゼントを持ってきますし、ツリーだって本物の常緑樹です。
一般的にはモミの木やトウヒが使われます。
さて、明日の12月6日は"ニコロ"と親しまれているカトリックの聖人ニコラウスの日です。
良い子にしていた子供達にはニコラウスがやってきて、お菓子などをもらう習慣です。
しかし、悪い子にしていた子供達にはKrampus (鬼)がやって来るということに
なっていてそれがニコラウスの日の前日の今日、12月5日です。
ニコラウスについては明日このコーナーで紹介しますのでもうちょっと待ってて下さい。
"音楽の都 ウィーン"をテーマにすると、この街はいくら時間があっても足りません。
至る所に有名な音楽家の跡が見られるわけです。
オーストリア人ではないにもかかわらず、このウィーンにたくさんの足跡を残した作曲家といえばベートーヴェンですね。
ベートーヴェンについては、このコーナーでも中央墓地、ベートーヴェンの記念像、
最後の住居、21区の滞在場所、バーデンの第九交響曲の家と多く紹介していますが、
なぜか一番有名な遺書の家についてはまだ書いていなかったので、今日はこの遺書の家に
ついて少し書いて見ようと思います。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル14ではシュテファン大聖堂の北側部分の高い所を
紹介しましたが、今回もこのテーマでは常連のシュテファン大聖堂が登場します。
クリムトの接吻が見られることで有名なバロック様式の重要なベルヴェデーレ宮殿は
オーストリアギャラリーという美術館として人気あるスポットです。
19世紀~20世紀の現代アートまでは行かない常設展があるわけですが、それとは別に
美術館の試みで館内にはモダン芸術がよく展示されます。
ベルヴェデーレ宮殿のモダンな展示、ベルヴェデーレ宮殿のモダンな展示 2 をすでに
紹介していますが今回は第3弾です。
早いもので今日から12月、今年も残すところあと1ヵ月ですね。
昨日は11月30日はアドヴェントの第1日曜日でうちでもロウソクを灯しました。
ここ数日ウィーンの天気はあまりよくなく、霧のような小雨がぱらつき、青空を見ることが
できません。ベルヴェデーレ宮殿から見られるシュテファン大聖堂の塔の先も霧で隠れて
しまっています。
しかしそんな天気とは無関係のように街中ではクリスマスの雰囲気が至る所に見られるわけですが、そのひとつは何と言ってもクリスマス市ですね。