市庁舎のクリスマス市(2024年)

今週の日曜日にアドヴェントクランツの4本目のロウソクが灯されます。

長かったはずのクリスマス習慣も残す所あと数日となりました。

今年はシュテファン大聖堂のクリスマス市Spittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市をすでにお届けしましたがここも絶対外せませんね。

 

 

市庁舎のクリスマス市は今年で38回目を迎え、去年よりも5日遅い11月15日が初日となりました。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが施されています。

こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。

クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。

オーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることはありません!

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。

 

 

毎年好例のスケートリンクも同時に一部オープンしていて、楽しんでいる人が結構いました。

クリスマス市が終わるとこのスケートリンクはもっと拡張されて、もっと長く滑走できるようになります。

ここでスケートが出来るのは贅沢で爽快な気分になります。

 

 

 

今年のクリスマスツリー🎄は高さ34m、樹齢80年、Niederösterreichからのもので、2.000個のLEDイルミネーション、1.000個のオーナメントが施されています。

 


ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

このような美しい歴史的建造物を背景にした空間に足を運んで、ウィーンの街に流れるクリスマスの空気を楽しむわけですね。