ウィーンではここ数年の間にラーメンを提供する店が増えてきた気がします。
あえてラーメン屋と書かずにラーメンを提供する店と書いたのは、日本でのラーメン屋のイメージとは違いますし、ラーメン屋と言うにはどうもウィーンではしっくり来ません。
そもそもこちらでラーメンという食文化は流行らないと私は思っています。
ハプスブルク帝国時代はイタリアの一部もオーストリアに属していたこと、オーストリアのすぐ隣はイタリアですから、イタリアンは人気があり、色々な所にあります。
なのでパスタを食べる習慣はあっても、熱いスープの中に入っているラーメンを食べる習慣はどうなんだろう・・・と思いますね。
でも私は日本人ですからお寿司と同様にラーメンを食べたくなる時ももちろんあります。
麺も売ってますし、ある程度簡単に作れるので家では食べることはありますが、ラーメンを店で食べようとは思いませんでした。
しかし・・・
日本で知られているまこと屋さんが2021年2月にウィーンに店舗を出してくれたことによって行く回数が増えました。
まこと屋さんは2021年2月にウィーンの市庁舎そばにオープンしてから、現在オーストリアには6店舗あって、その内4店舗がウィーンにあります。
実際は4店舗のひとつはSCSにあるため、ここはNiederösterreichのWiener Neudorfですからウィーンではないので、厳密に言えばウィーンは3軒ということになります。
上の写真は1号店の市庁舎そばです。
こちらは鶏じゃんラーメンです。
日本だと "全のせ鶏じゃん" として1.200円で提供されていて、しかもウィーンのようにチャーシューが2枚ではなくて4枚、ちゃんと海苔も付いているのですが、ウィーンだとチャーシューは2枚で海苔無し・・・これで15.50ユーロです。
スープはコクがあって美味しいですが、ちょっと濃いかな~って感じです。
こちらの味覚に合わせてあるのかもしれません。
ウィーンのまこと屋では4種類のラーメンが提供されていて、それ以外丼物も3種類、餃子や唐揚げ、枝豆などの一品料理もあってちょっと食べるにはいいです。
以下お品書きを掲載します。
日本よりは高いですが、ラーメンを食べたくなった方にはお勧めです。