Schilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)最後の週

日中の気温が17℃ぐらいと日陰に行くと肌寒く感じるウィーンの街ですが、ここ数日は秋の青空が広がるいい天気が続いています。

秋の青空もウィーンの街にはよく似合います。

 

さて、毎年楽しみにしているSchilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)はついに今週が最後の週となりました。

昨日は全日観光の後、お客様と一緒にグラーベンのトーマスさんの屋台に行きました。

金曜の夕方、仕事帰りの多くの地元の人が飲んでいて当初はテーブルに空きがありませんでした。

グラーベンは多くの観光客の往来がある中で、この屋台は地元の空気を醸し出していました。

 

 

昨日も絶妙な味で美味しかったです。

 

もう何度も書いてますがこの記事を初めて読まれる方のためにちょっと解説します。

Schilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)は同じSturm(シュトゥルム)でも特別なSturmです。

"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の"Blauer Wildbacher"という赤ワインになるぶどうの品種からできたワインの名称です。

特に"Wildbacher"という品種からできたワインは明るい赤色になることからオーストリアではロゼとも言われます。

グラーツを州都とするシュタイヤーマルク州の南はロゼのワインが作られることで有名で、"Schilcher" はシュタイヤーマルク産のワインだけに用いられる登録商標です。

そのロゼワインになる途中の発酵中の飲み物ももちろんシュトゥルムと言われますが、特にこの場合のシュトルムは"Schilcher Sturm"(シルヒャー・シュトゥルム)と言われています。

その辺で簡単に飲めるものではありませんが、近年はかなりのカフェやレストランなどでもSchilcher Sturm を提供している所が増えてきた気がします。

 

昨日トーマスさんと話しましたが、何と来週の木、金の2日もまだ屋台を出すそうです。

6週目に入るということですね。

このSchilcher Sturmを飲めるのが今日、来週の木、金の後3日です。

その時期にウィーンに居る方は是非、足を運びましょう。