毎年楽しみにしているSchilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)が今年も来ました。
昨日19日が初日で、午前中の観光中にすでに屋台が出されているのを見て、その時の皆さんにもお勧めしました。
仕事が終わった後に改めてここに来て今年最初のシルヒャー・シュトゥルムを飲みました。
Schilcher Sturm(シルヒャー・シュトゥルム)は同じSturm(シュトゥルム)でも特別なSturmです。
"Schilcher" (シルヒャー)とはオーストリア産の"Blauer Wildbacher"という赤ワインになるぶどうの品種からできたワインの名称です。
特に"Wildbacher"という品種からできたワインは明るい赤色になることからオーストリアではロゼとも言われます。
グラーツを州都とするシュタイヤーマルク州の南はロゼのワインが作られることで有名で、"Schilcher" はシュタイヤーマルク産のワインだけに用いられる登録商標です。
そのロゼワインになる途中の発酵中の飲み物ももちろんシュトゥルムと言われますが、特にこの場合のシュトルムは"Schilcher Sturm"(シルヒャー・シュトゥルム)と言われています。
その辺で簡単に飲めるものではありませんが、近年はかなりのカフェやレストランなどでもSchilcher Sturm を提供している所が増えてきた気がします。
今年最初のSchilcher Sturmは、まだかなり甘さがありましたが、若干のアルコール度もあり、この品種独自のコクがあるとても美味しい味でした。
おそらく来週の方がもっと美味しくなってる気がします。
このスタンドでは白ワインになる途中の一般的なシュトゥルムも提供されていますが、やっぱりSchilcher Sturmです。
この屋台が出されているのは木、金、土の3日間で、5週間、一杯4.50ユーロです。