ウィーンには美味しいケーキ屋🍰さんがたくさんありますが、ケーキの種類として真っ先に出て来るのは何と言っても"Sachertorte" ザッハートルテ (ザッハトルテ)でしょうか。
たいていのカフェ、レストランでザッハートルテを食べることができますが、"オリジナル" の称号にこだわるのであれば国立オペラ座の裏手にあるホテル ザッハーのザッハートルテです。
でも本物となるとDEMELのザッハートルテもあるのでこの2つということになるのでしょうか。
数か月前にここのCafé Sacherを話題にしましたが、今日はここのメランジェをお届けします。
メランジェ(Melange) はコーヒーに(たいていMokka)熱いミルクを注ぎ(1対1でミルクは泡立てない)、最後にふわっと泡立てたミルクをのせるものです。
ウィーンでは一番好まれて飲まれるカフェで、そういう意味ではこれをウィーンナーコーヒーと本来は呼ぶべきではないかと思います。
実はホテルザッハーのメランジェは生クリーム付きで提供されています。
本来メランジェに生クリームは入れませんので、私はこの時「生クリーム無しで」と注文しました。
そしたら店員は「カプチーノですね」と言ってきました。
いや、カプチーノではなくメランジェですと言ったのですが、ここザッハーではメランジェの生クリーム無しはカプチーノとして提供しているということです。
これってダメダメだと思いました。
写真を見ても、泡立てたミルクは載せられていません。
味は伝統カフェと比べても悪くありませんが、特別美味しいと思えたわけでもありません。
基本はホテルであってカフェハウスではありませんからね・・・。
しかも店員の接客態度もよくありません。
観光客を相手にしているという空気が感じられて、実際多くのお客様から店員の態度が悪いことをよく聞きます。
伝統ある店だけに残念です。