山が一つ多いSalzburger Nockerl(ザルツブルクガー ノッケルㇽ)

最近ザルツブルクに行くことが多いです。

オーストリアでウィーンを見たら次はザルツブルクでしょうか。

個人でウィーンに数泊される方はザルツブルクへ足を延ばす方も多いでしょう。

ウィーン中央駅からrailjetで2時間25分ですから片道300kmとは言え、日帰りも可能です。

ザルツブルクに足を延ばしたら、やっぱりザルツカンマーグートに行きたいですよね・・・そんなことを言ったら時間がいくらあっても足りません。

先日はザルツブルクからザルツカンマーグートへ移動する時に見られるWolfgangseeの眺めを掲載しました。

 

さて、ザルツブルクの街を歩いていると、レストランのデザート欄にはSalzburger Nockerl(ザルツブルガー ノッケル、ノッケルㇽとも)があることに気づきます。

ウィーンではあまりお目にかかることがなく、私も好きな食べ物ですが、通常は3つの山で作られるんですが、先日食べた所では山の数が4つありました。

 

 

この4つの山が出てきたのは私の大のお気に入りであるザルツカンマーグートのSt.Wolfgangにある白馬亭のSalzburger Nockerl です。

Salzburger Nockerlと言えば本来3つの山で出されます。

3つの山はザルツブルクにあるメンヒスベルク、カプツィーナーベルク、ガイスベルクの3つの地元の山を表現しているということです。

実際に出されるとうぇ~、こんなの無理・・・と思うほどボリュームがあるように見えます。

確かに量は多いので、たいてい2人分で提供されますが、食べてみると中は"泡"で、すぐに口の中に溶け込んでしまいます。

 

 

適当な大きさに切ってお皿に載せます。

中は御覧のように白いフワフワの泡です。

そのため見かけほど重くはなく、サラッといけちゃいます。

メランジェのミルクの泡の部分だけを食べるような食感に近いかもしれません。

クランベリーが入っていて、ちょっと酸っぱいクランベリーと泡の程よい甘さがよく合います。

軽いですが、食べた後はかなりお腹にたまるな・・・という感じです。

 

最初に4つの山を見た時には新鮮でした。

よくよく考えるとこの時は私も含めて7人だったので、3つの山 x 2だと少なくて、3つの山 x 3だと多いので、4 x 2 にしたのかなと思いました。

 


材料には卵黄と卵白を別々に、牛乳、バター、バニラシュガー、小麦粉、砂糖、粉砂糖が使われます。

これらの材料から作った泡立てたメレンゲとカスタードクリームを手早く混ぜ、オーブン約200℃~215℃で黄金色になるまで約8~15分焼き上げます。

Salzburger Nockerlが食べられる店には、たいてい"20分はかかります"と表示されていますから、余裕を持って注文しましょう。