ウィーンによく見られるこの時期の花 448(フサフジウツギ)

日本から帰って来て休む間もなく仕事をしたので、時差ぼけが未だに回復してない感じです。

昨日も午前と午後と別のグループの皆さんを案内したのですが、午後のグループが1時間も遅れて来て、レストラン側はこんなに遅れて連絡もして来ないでとかなり怒っていました。

座る席もないぐらい混んでいる状態で、いつ到着するかわからないグループ人数分の席をずっと空けておかなければいけないわけですからね。

怒られて当然です。

これは添乗員さんが連絡しないといけないですね。

 

さて、今日は久しぶりにこの時期色々な場所で見られるポピュラーな花をお届けします。

 

 

こちらの奥に見える紫の花はドイツ語でSommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。

学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

 

"ゾンマーフリーダー"は日本語にして夏ライラックなんていう名になりそうです。

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

 

 

 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が圧倒的にポピュラーですが、赤っぽいものや白もあります。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。

 

2024年7月25日15:25頃、ザルツカンマーグートのMondseeで撮影したものです。