朝のウィーン川

早いもので今日で5月も終わりですね。

昨日はFronleichnamというキリスト教関係の祝日でしたので、今日金曜日も休みを取って長い週末を楽しむ人が多いでしょう。

 

さて、今日の話題はウィーン川です。

ウィーンの街を流れる川と言えば、真っ先に思い浮かぶのはドナウ河でしょう。

ドナウ河はウィーンの街を運河を含めて大きく4本に分かれて流れています。

ドナウの本流見るためには中心から地下鉄に乗ってかなり離れる必要がありますが、運河であれば国立オペラ座とは反対側を走るFranz-Josefs-Kai 沿いに見ることができます。

その運河に注がれる街の中心近くを流れるウィーン川は御存知ですか?

観光してても特定の場所に行かないと見落としてしまいます。

 

ウィーン川は国立オペラ座のすぐそばを流れているにもかかわらず、ほとんどの人がその意識がないのはこの界隈は地下を流れていて、ウィーン川の真上は毎日多くの車が行き来する交通量が多い道路となっていることがその理由でしょう。

でも有名なヨハン・シュトラウスの像が立っている市立公園に行けば、ウィーン川を見下ろすことができます。

 

 

ウィーン川はウィーンの森にあるKaiserbrunnberg(標高540m地点)が水源で、Niederösterreichからウィーン市14区に入りシェーンブルン宮殿のそばやナッシュマルクトを通りドナウ運河に注がれる全長34km、高低差385mの川です。

18世紀前半や後半にこのウィーン川の河川工事の案がありました。

18世紀終わりの絵を見てもこの川はドナウ河同様にかなりの範囲にわたって枝分かれしたように流れていました。

最終的に19世紀終わり、ドナウ河第一次河川工事よりも後になって行われました。

 

写真は先日仕事が始まる前、7:45ぐらいの撮影です。

この日はここから仕事が始まったんですね。

ユーゲントシュティールのプロムナードも素敵です。