今日2024年5月9日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、ユダヤ教体制を批判し、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされます。
ユダヤ教の祭司や律法学者などにとって、救世主が来ることを説いてきたため、救世主が実際に来たら自分達の仕事がなくなってしまうわけで、おかしな話ですがそのような人々も敵に回すことになります。
結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2024年の復活祭(OSTERN)は3月31日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天です。
キリスト昇天に関することは新約聖書のマルコ福音書、ルカ福音書に登場していますが、はっきりと「昇天」とは書かれていないようです。
しかも復活してからすぐに天に上ったような印象を与えます。
使徒言行録には昇天に関してもっと詳細に書かれているようです。