ウィーンによく見られるこの時期の花 445(コルクウィッチア/ショウキウツギ)

早いもので今日から5月ですね。

日本はゴールデンウィーク真っ只中で、今年は多くの日本からの観光客の皆さんがウィーンに来ていて、私も休みが全くありません。

ヨーロッパ旅行がまだ高かった頃はゴールデンウィーク、お盆、年末年始に集中する傾向がありましたが、航空会社が自らチケットを販売するようになってヨーロッパ旅行がぐっと安くなりました。

それから分散化し、2月とか11月なども多くの皆さんが来られるようになり、この状態が何年も続いたわけですが、今思えば茶番劇だったコロナが過ぎると、物価の上昇、無意味な戦争の影響、かなりの円安でヨーロッパ旅行が非常に高くなっているので、以前の旅行が高かった時のようです。

 

さて、今日はこの時期の花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語でKolkwitzie(コルクヴィッツィエ)、学名でKolkwitzia amabilis, 日本語ではショウキウツギとかアケボノウツギ、そのまま学名でコルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。

スイカズラ科のショウキウツギ属、落葉小高木です。

一属一種で原産は中国で、300m~1300mのかなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。

 

開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。

花の長さは1cm~2cmぐらいで葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいで、尖ったギザギザ部分が見られます。

高さは2~3mほどです。

ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。

見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。

 

 

 

写真は2024年4月29日08:10頃 、 シェーンブルン宮殿のそばで撮影したものです。