昨日までは夏のような陽気でした。
緑が豊かになり、色々な花が咲いていて、"森の都"の形容に相応しいウィーンです。
去年よりひと月早い4月2日からオーストリア航空の成田~ウィーンの直行便が再開し、8月にはついにANAの羽田~ウィーンが再開するのでコロナ以前のように多くの方に来て欲しいですね。
今日はこの時期の花をお届けします。
ウィーンによく見られるこの時期の花としてキバナセツブンソウ、オウバイ、ニオイガマズミ、マツユキソウ、プリムラ、レンギョウ、ヒメリュウキンカ、スピノサスモモ、ユキワリソウ、ベニバスモモ、ヤブイチゲとキバナイチゲ、ラムソン、キケマン属、ムスカリ、ライラックをすでに掲載していますが、今日のこの花もウィーンに多く見られて綺麗です。
こちらはドイツ語でGewöhnlicher Judasbaum、学名でCercis siliquastrum,
日本語ではセイヨウハナズオウです。
マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、幅も10mぐらいになるものもあります。
アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、開花時期は3~5月です。
花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。
花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆がたくさんぶら下がります。
ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の土壌が好まれます。
観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。
濃いピンク色の花がたくさん見られます。
遠くから見るとモモとか園芸品種のリンゴの花の色によく似ていますが、近くで見ると花の形が全く違います。
2024年4月9日 7:35頃、家の近所での撮影です。