復活祭が終わりウィーンはだいぶ春らしくなってきました。
リンク道路の並木や街中の街路樹も緑を付け始めています。
ウィーンの街はやっぱり緑が多い方がウィーンらしいですよね。
でも昨日の夜は風も吹き荒れて雨が多く降ったこともあり今日は少し涼しくなるようです。
今日はウィーンによく見られるこの時期の花シリーズです。
ウィーンによく見られるこの時期の花としてキバナセツブンソウ、オウバイ、ニオイガマズミ、マツユキソウ、プリムラ、レンギョウ、ヒメリュウキンカ、スピノサスモモ、ユキワリソウ、ベニバスモモ、ヤブイチゲとキバナイチゲ、ラムソンをすでに紹介しました。
こちらはドイツ語ではHohler Lerchensporn (ホーラー・レルヒェンシュポルン)、
学名ではCorydalis cava、日本語では正確にわかりませんがキケマン属です。
学名の通りで"コリダリス カヴァ"でもいいのかなと思います。
ケシ科、ケマンソウ亜科、キケマン属で、多年草で、たいてい大量に密集して咲いていて、ウィーンの森や郊外などの茂みのような所で見られます。
ケマンソウ亜科はケシ科の亜科のひとつです。
開花時期は3月~5月です。
高さは20cmぐらいまでで、垂直に花を咲かせます。
花の色は紫と白です。
花弁は10~20枚ぐらいです。
写真を見るとわかりますが、密集して大量に咲いています。
キケマン属は種類が多く、世界400種以上あると言われています。
日本でも20種類ぐらいはあるそうです。
このコリダリス カヴァは中央ヨーロッパや南ヨーロッパに多く分布していて、北へ行く程見られなくなります。
写真は2024年3月22日11:50頃シェーンブルン宮殿の庭園で撮影したものです。