ウィーン国際空港に到着してそこから中心まで、または中心から空港まで国鉄で行かれる方も多いと思います。
オーストリア国鉄は略してÖBB・・・Österreichische Bundesbahnenが正式名称ですから、厳密にはオーストリア連邦鉄道ということになります。
国鉄を使って空港から街中まで行くのが一番安く行けます。
国鉄の自動券売機とウィーン市公共交通機関の自動券売機は一見似ていますが、表示される画面が違っています。
国鉄が通っている駅には国鉄の券売機が、ウィーンの地下鉄などにはウィーン市公共交通機関の券売機が、両方通っている所には(例えばLandstraße/Wien Mitteなど) 両方の券売機があります。
どちらの券売機でも両方のチケットを購入できます。
自動券売機以外でも中央駅やWien Mitte、Wien Prater、Floridsforfなど係がいる窓口でも購入できますが、現在は窓口で買うとかなり割高になるため、自動券売機かオンラインでチケット購入することをお勧めします。
ウィーン国際空港はウィーン市内ではありませんから、空港~ウィーン市境界線までの2ユーロ + ウィーン市内の初乗り2.40ユーロの計4.40ユーロになります。(これを書いている現時点)
ウィーン市内の初乗り券だけではなく、24時間、48時間、72時間券を組み合わせることも可能です。
中心から空港に行く時も同じ料金です。
場合によってはウィーン滞在中に利用していた72時間券などがまだ使えて、それを利用して空港に行く方もいらっしゃるでしょう。
その時はウィーン境界線から空港までの2ユーロを買うだけで済みますから、自動券売機でもオンラインでもウィーン市境界線から空港まで(実際は2駅なのですが)を買えばいいわけですね。
券売機の場合は支払い時に画面の右上に表示される "ab Stadtgrenze" という項目にチェックを入れて購入しますが、オンラインの場合は行先を入力する画面の右下に自転車、人間、犬マークがある項目をクリック、次に表示される画面で+ERWACHSENE:Rをクリック、さらに表示される画面からERMÄSSIGUNG HINZUFÜGENをクリックするとたくさんの割引項目が現れ、ここでMehr anzeigeをクリックしてJahreskarte Stadtverkehr Wien (Kernzone)
を選んで反映させましょう。
オンラインの場合はちょっとややこしいので別途解説しています。
大事な事は乗車する時にチケットを持っているということです。
以前は車内で車掌さんから購入できましたが、2010年12月10日より車内購入した場合は手数料が課せられています。
厳密に言えば事前に乗車券を持たず乗車し、車内で検札に遭遇した時に多額の手数料が取られます。
その手数料は
その時にすぐ現金で支払えば105ユーロ!!
振込用紙をもらい後日支払う場合は135ユーロ!! という高額な手数料を請求されます。
ここでもうひとつ注意が必要です。
チケットを購入する際に利用できる電車が発車時刻と共に表示されるのですが、選んだ電車のチケットはその時から2時間まで有効です。
逆に遅い時間を選んで、間に合うからやっぱり早い電車に乗ろうというのはアウトで、検札が来た時には罰金?を取られるということになっています。
それが車掌さんによって対応が違うようなので、面倒な事にならないように選んだ電車に乗るようにしましょう。