ウィーンによく見られるこの時期の花 429(マツユキソウ)

今日で2月も終わりです。

もう寒くなることはないのでしょうか?

今週も日中の気温が15℃前後とこの時期にしては暖かいです。

 

さて、今日はこの時期の花シリーズです。

今年最初のウィーンによく見られるこの時期の花としてキバナセツブンソウオウバイニオイガマズミ

を掲載しましたが、これらの花が咲き始めると春の訪れを感じさせてくれます。

今日のこの花は地元でもポピュラーですね。

 

 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen(シュネーグレックヒェン)、学名でGalanthus nivalis,

日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

 

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

 

開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけます。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

 


 

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

 

写真は全て2024年2月22日15:45頃、Botanischer Gartenで撮影したものです。