ここ数日は雨も降りながらも青空が見られたのですが、週末は天気が崩れるようで雨マークが見られますね。
ヨーロッパの街はウィーンもそうですが青空が広がればより街も美しく見え、逆に曇り空や雨だと石の建物が空の色に同化して街が暗く見える欠点があります。
さて今年最初のウィーンによく見られるこの時期の花としてキバナセツブンソウをやオウバイを掲載しましたが、たまたまこの2つは黄色い花でした。
今日はちょっと違う色のこの時期に見られる花をお届けします。
こちらはドイツ語でDuftschneeball (ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball (ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。
学名ではViburnum × bodnantenseです。
Viburnum × bodnantenseは、Viburnum farreriとViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。
日本語ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。
スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。
花が小さいので、写真では見にくいですが、実際は遠くからでも結構目立ちます。
近くから見ると全く違いますが、かなり遠い所から見ると一瞬サクラっぽく見えます。
原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は2月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。
つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。
近くで匂いを嗅いでみて下さい。
Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。
2024年2月21日10:00頃、家の近所で撮影したものです。