ウィーンによく見られるこの時期の花 426 (キバナセツブンソウ)

2月も半ばを過ぎて日もだいぶ長くなりました。

Semesterferienが終わり、今週から学校は後期に入っています。

昨日は日中16℃ぐらいまで上がり、それなりに暖かい日が続いています。

今年は復活祭が3月31日と早めで、それに合わせるかのように春が近づいてくるのを感じます。

さて、今年最初のウィーンによく見られるこの時期の花をお届けします。

 

 

これはドイツ語でWinterling(ヴィンターリング)、学名でEranthis hyemalis、日本語ではキバナセツブンソウで

キンポウゲ科セツブンソウ属です。

オオバナキバナセツブンソウと呼ばれるかもしれません。

 

小さな花なのですが、黄色であちこに、そして場所によっては密集して咲いているので遠くからでもよく目立ちます。

キバナセツブンソウは冬の時期でも一番最初に咲く春を感じさせる花のひとつで、1月半ばには咲いていることもあります。

今年は今頃から色々な所に見られますね。

 

 

キバナセツブンソウは多年草で、高さ5cm~15cmぐらい、開花時期は2月~3月です。

たいていの場合花が出た後に、5~7つの部分に分かれた、花を円形に囲むような形で葉が出て来ます。

花は濃い黄色でつやがあり、2cm~4cmぐらいの幅で、花が開く前はコップのような形をしています。

原産は南東ヨーロッパで、茂みや森などに多く見られます。

キバナセツブンソウは16世紀後半にはすでに薬草の本に登場しています。

 

 

2024年2月16日12:20頃の撮影で、自宅のそばで咲いているものです。