昨日2月14日は灰の水曜日であったと同時にバレンタインデーでもありましたね。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
思い出せば小5の時が初めてで、その後何回かチョコレートを貰った記憶があります。(本当ですよ 笑)
今となってはいい思い出です。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。
ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin von Terni"、
彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。
結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。
よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。
彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。
ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。
18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。
私の小学校~高校の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?
上の統計は今年2024年の傾向で、WKOによるものです。
贈り物第1位は花で50%
2位はチョコレートで32%
3位は商品券、観劇、旅行などが18%
となっています。
この他にも香水や時計、貴金属などを送る人もいるようです。
1人平均60ユーロを支出するようですが、全く贈り物をしない人も多くいるようですね。
その中で27%は誰に贈っていいかわからない人や、物価上昇が理由になっているようです。
まぁ~ちょっとした気遣いでしょうね。
聖ヴァレンティヌスが男性であったことなどが理由で、こちらでは男性が女性に気持ちを伝えるわけですね。
ウィーンではこのバレンタインデーにおける経済効果は50.000.000ユーロと言われています。