ウィーンの街は今でもかつての帝国の都であった面影を残し、荘厳な建造物が建ち並ぶ、緑豊かな洗練された美しい街です
それもハプスブルグ家というヨーロッパで一番長く続いた王朝の居城がこの街にあり、そしてそのハプスブルグ家の下にかなりにわたって神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号が置かれていたことで、様々な人たちがこの帝国の都に集まって来ました。
そこでウィーンはヨーロッパ文化が凝縮したとても奥深い街となったわけです。
ウィーンは様々な角度から楽しめる街です。
今日は数字で見るウィーン市あれこれの最新データを更新をかねてお届けします。
人口 (2023年1月1日現在) | 1.982.097人 |
男女の割合 | 男性48.9% 女性51.1% |
ここ10年の人口増加率 | 240.851人の増加 (+13.8%) |
出生と死亡 (2021年) | 出生19.142人 死亡18.041人 |
平均寿命 | 男性77.7歳 女性82.6歳 |
国籍 | オーストリア国籍65.8% |
外国人 | EU 国籍14.5% EU以外19.8% 180ヵ国の国籍数 |
ウィーンに移民した数 | 134.839人 |
ウィーンから出て行った数 | 85.192人 |
移民国籍ベスト3 | シリア+39.980人 ウクライナ+31.231人 ドイツ+19.470人 |
この統計はウィーン市2023年1月1日時点での統計ですが、去年9月からウィーンの人口は200万人を超えています。
全人口1.897.491人のうちでオーストリア国籍が65.8%と去年の68%よりも少なくなっています。
約34%が外国人ということになります。
国籍数も180と世界各国からの人がウィーンに移り住んでいて、特にウクライナ戦争のおかげでウクライナ人が急増しました。
1位のシリア人もかなり増えています。
3位がお隣のドイツですね。
ウィーンは国連都市があることも大きいですが、ハプスブルグ帝国時代からもともと多民族国家でしたので、その流れが受け継がれていると言えるでしょう。
このようなデータを改めて見ると非常に興味深いものがあります。