ミノリーテン教会のWeihnachtskrippe(2024年)

今日の朝も昨日の朝も冷え込んでいますね。

昨日も今日も朝6:00の時点でマイナス6.5℃でした。

しかいここ何年も暖冬なので、数十年前のように日中マイナスになる日が少なくなっていますが、今年の冬は朝が冷え込む日が多いような気がします。

 

今日は今冬最後のクリスマスに関係する話題です。

1月6日は"Heilige Drei Könige"で、ベツレヘムからの星に導かれて3人の学者がイエスを拝みにやって来るという有名な話からの祝日でした。

この日まではクリスマスの習慣があり、たいていの家庭ではクリスマスツリーがそれまでは飾られています。

このシーンを表したジオラマが"Weihnachtskrippe"(ヴァイナハツクリッペ)・・・降誕場面で、アドヴェント時期から教会やクリスマス市、家庭などに多く見られ、クリスマスツリーと一緒に飾ります。

ウィーンの旧市街一角にあるミノリーテン教会のWeihnachtskrippeはよく知られていて、毎年必ず飾られます。

 

 

この教会の中に入って主祭壇を正面に見て右側に大きなWeihnachtskrippeが飾られています。

このWeihnachtskrippeはとても手が込んでいて、登場人物4体が一部動く演出もされていて、見るものを別世界に誘い込みます。

ベツレヘムの生活風景が演出されていて、イエスとマリアは一番左側にいます。

水も流されていて、そのせせらぎの音が心地良さと敬虔さを与えてくれます。

かなり大きなジオラマなので、それぞれの場所では個別の生活風景の空気が感じられます。

 

 

 

Weihnachtskrippeはフランシスコが1223年グレッチョで人間と生きている動物で見せたものが始まりとされ、それが広がり、発展をして1562年プラハのイエズス会が現在のような形にしたということになっています。

手前に見える3人が右からカスパール、バルタザール、メルキオールです。