最近ウィーンの地下鉄で新しい車両に乗ることが多くなりました。
この車両の名称は"X-Wagen"で今年の6月16日から導入されているもので、それ以降にウィーンに来てない方はまだ見たことがないはずです。
この車両は特に地下鉄3号線(U3)でよく見かけるようになりました。
それもそのはずウィーン市交通局は地下鉄3号線から導入したからです。
新車両は月曜日~金曜日の平日にSimmering~Ottakringを走っています。
車内の様子がガラッと変わりました。
まず気付くのは日本のように車内横ラインで向かい合って座れる座席があることです。
このスタイルはウィーンではなかったことで、一挙に車内の空気が変わりましたね。
もっとも横ラインで座れるスペースは限られてはいますが、その分多くの人が乗れるスペースが確保されているように思えます。
ウィーンの伝統的な空気を残しながらモダンな清潔感がある車内です。
車両の長さは全体で111m、幅2.85m、928人を輸送できるSiemens Mobility社製のものです。
現時点では34台が注文されていて、すでに数台が活躍しています。
ウィーンに来られたら今までとはちょっと違うU-Bahnの空気を味わってみて下さい。
ちなみに2026年以降、地下鉄5号線(U5)では全自動で走ることも可能になるということです。