11月に入りますます秋が深くなっていくウィーンです。
今年は夏が長かったこともあり、秋の訪れが例年よりも遅かったですね。
日中の気温は15℃前後、ここ数日雨が多く降り、夜中に降り出した雨が今この時点6:45でも多く降っています。
しかし、今日午前遅くからは雨も上がり、晴れ間が見られるという予報で、明日からは晴れマークが続いていますね。
今日はうちの庭にこの時期咲いているヨーロッパ原産の野生のシクラメを掲載します。
こちらはうちの庭で現在野生で咲いているシクラメンです。
ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、
学名はCyclamen purpurascens,
日本語ではシクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも呼ばれているでしょうか。
サクラソウ科のシクラメン属です。
シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumを思い浮かべるでしょうか。
赤、白、紫、ピンクなどの色がありまが、これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。
それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。
一方野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。
高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。
このシクラメンが本来の時期に咲き始めると夏の終わりが近づいている知らせです。
写真は2023年11月2日9:45頃、うちの庭で撮影したものです。