2023年現時点ではEU加盟国27カ国あり、その内20カ国がユーロを導入しています。
オーストリアでもユーロ通貨が2002年のユーロ導入時から使われています。
ユーロは紙幣が7種類、硬貨が8種類あります。
硬貨はそれぞれのユーロ圏の国によってデザインが違っていることは有名ですね。
紙幣は5ユーロ紙幣から10,20,50,100,200,500ユーロとなっていますが・・・この最高額の500ユーロ紙幣が廃止されることが2016年5月4日に決定し、2018年の終わりで500ユーロ紙幣の発行を停止しています。
それからすでに5年が経過しようとしています。
確かに500ユーロ札を見る機会はほとんどなくなりましたが、500ユーロ札は普通に使うことができます。
なぜ500ユーロ札が廃止されたのでしょうか。
500ユーロ紙幣は"マネーロンダリングに悪用されている"と懸念されました。
マネーロンダリングは"資金洗浄"と言われ、脱税、麻薬取引などの犯罪にによって得られたお金の出所をわからなくするために架空の口座や他人名義の口座などに転々と送金を繰り返したり株や大口寄付などを行ったりするものです。
これはお金そのものが将来的に廃止される初めの一歩ではないかとの見方もあり、実際に専門家でもこの決定は現金廃止に拍車をかけるという意見もありました。
確かに現在クレジットカードやアプリなどでの支払いが多くなり、そのような傾向になっていると思います。
話が今日のテーマから外れてしまいましたがこれを御覧下さい。
これはその500ユーロ札の雰囲気を出した0ユーロ札です。
表のデザインはウィーンのシュテファン大聖堂、王宮、大観覧車が描かれていて、裏はコロッセウムやブランデンブルク門などヨーロッパの建造物です。
もちろんこれはシャレでおもちゃのお札です。
でも結構リアルで、さわり心地も一瞬おもちゃであることを忘れるような感じです。
お土産にいかがですか? (笑)