ウィーンは今年初めて30℃を超えた日が6月19日で、昨日まで日中の気温が30℃を越えた日が9日かあります。
昨日は特に今年一番の暑さとなり、日陰でも35.6℃と猛暑日となりました。
昨日は全日の観光だったのですが、本当に暑かったです。
そこそこ涼しかったのは朝7:30頃までで、それから徐々に気温が上がり、午後はちょうど一番暑いときに旧市街の徒歩観光をしました。
こちらの気候は日本と違って空気は乾燥し梅雨がなくカラッとしていますが、日差しは日本よりも強く、射すような太陽の光です。
気温が20℃ぐらいでも太陽の下ではかなり暑く感じます。
ジト~っとした不快感はなく、日陰の風通しがいい所だと涼しく感じるられることが多いです。
そんな暑い日に有難いのが街中にある飲料水スタンドですが、暑くなることに比例して飲料水スタンドを利用する人が多くなり、時として行列となっています。
写真は先日7月10日15:00頃のケルントナー通りにある飲料水スタンドの模様です。
この時はもう35℃ぐらいになっています。
飲料水スタンドは両側から使えるようになっていて、その両方が行列となっています。
1回行列ができると中々行列が終わらないのは、単に水を飲むだけでなく、空のペットボトルに水を入れている人も多いからです。
喉が渇いていて、早く水が飲みたい時には待ち時間がとても長く感じられます。
飲料水スタンドは2013年毎年4月からウィーンの特定の場所に11月頃まで設置され、冬は撤去されてまたシーズン開始と共に登場していましたが、今では年中無休で見られるようになりました。
王宮の英雄広場、市立公園前、シェーンブルン宮殿など当初は限られた場所に設置されましたが、ここ数年で設置場所が増えて、ベルヴェデーレ宮殿やプラター駅、ウィーンの外側の区などにも多く見られるようになっています。
ケルントナー通りのこの飲料水スタンドも最近登場し、以前この場所にはありませんでした。
ウィーンの上水道はアルプス山脈の湧水であることはよく知られています。
ウィーンから90km程離れた所に水源があり、1秒間に、250L~2500Lという大量の水が湧いていて、4本の水道管によって、2本ずつ、それぞれ別ルートで直接ウィーンに供給されます。
余談ですがそのアルプス山脈の湧水からカフェが作られるわけで、伝統あるカフェハウスでは必ずコップ一杯のお水が一緒に出されます。
その良質な上水道を街中を歩く地元の人やウィーンに観光に来る皆さんにも・・・ということで飲料水スタンドが設置されています。
この飲料水スタンドは水を飲むだけでなく、横のボタンを押すと上からミストが噴き出してきます。
30℃以上ある時でもこのミストが顔に当たるととても心地いいです。
仕事は楽しいですが、30℃を超えた時の徒歩観光では体力を使いますね~。