先月ヴァッハウ渓谷へ2度ほど行ってきました。
ウィーンからヴァッハウ渓谷への1日観光の場合、一般的に午前中はメルクの修道院を見学し、昼食を食べた後は午後船下りでのんびりしたツアーです。
今日はメルク修道院からの眺めです。
メルク修道院はウィーン中心部から約90km西に離れた所にあり、ドナウ河沿いの断崖の上から、まるで街を見下ろすように建っています。
この修道院は重要なバロック建築でもあり、さらにこの場所は歴史的にもとても重要な位置にあります。
この辺りのドナウ河は古代ローマ帝国時代国境でもあり、ドナウ河沿いにはウィーンのように駐屯地が多く築かれました。
このMelkもローマ時代からの集落がありました。
Melkは831年に"Medilica"という名で最初に登場しますが、ハプスブルグ家の前に栄えた中世のバーベンベルク王朝の最初の居城が置かれた場所でもあります。
修道院を見学して行くと、やがて大理石の間から外に出ます。
するとこの修道院の建築構造に関係するバルコニーに出るわけですがそこからの眺めがとても印象的なんです。
ここは何回来てもいいですね。