先日ベルヴェデーレ宮殿の大行列を話題にしました。
メーデーのおかげで長い週末であったため、多くの人がウィーンを訪れ、この時はベルヴェデーレ宮殿に入る自体が入場制限されていて入るまでかなりの時間がかかったはすです。
シェーンブルン宮殿と並んで重要なバロック建築のひとつがベルヴェデーレ宮殿です。
今日はこのベルヴェデーレ宮殿からの美しい眺めをお届けします。
ベルヴェデーレ宮殿は歴史に名高い1683年オスマントルコのウィーン包囲の際、プリンツ・オイゲンが大活躍をし、ウィーンを危機から救い、地位と名声を手に入れ建築させました。
シェーンブルン宮殿の建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに対し、もう一人のバロック巨匠建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントにより手がけられ、シェーンブルン宮殿より約25年遅い、1723年に完成していますので、今年が300周年記念ということになります。
バロック建築ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿よりも豊かなバロック建築で、こちらの方が美しいです。
宮殿に入らずに庭園から見るとこの景色は楽しめません。
宮殿の3階から眺めているんですね。
この高さだとウィーンの森もよく見えて、庭園の幾何学模様もハッキリわかります。
ベルヴェデーレ宮殿ではどうしてもクリムトが中心になるので、クリムトがある階に居ることが多くなりますが、是非3階にも行ってみましょう。
展示内容はあまり面白くないですが、ここからの眺めを見る価値は十分にあります。
ちなみに現時点でエゴン・シーレの家族、抱擁はこの階に展示されています。