日本は桜も終わり、日中の気温も20℃を超えて半袖でも気持ちのいい陽気でしたが、土曜日ぐらいから20℃を下回っていますね。
それに比べるとウィーンは今週は少し暖かくなるようですが、毎日雨マークが見られ、不安定な天気のようです。
日本の緑と比べるとウィーンはまだまだですが、日本に一時帰国をする直前、うちのお気に入りの散策スポットのひとつであるHagenbachklammに散歩に出かけました。
Hagenbachklamm (ハーゲンバッハクラム)はウィーンから車で北北西に約30km離れた所に位置し、KlosterneuburgとSt. Andrä-Wördernの間に広がるウィーンの森の中にある"Naturpark Eichenhain"という自然公園です。
Naturpark Eichenhainは広さ約3.850haもあり、Hganebachkalmmはその一角にあり、ここの名前にもなっているHagenbachという川に沿った片道3km程のハイキングコースです。
Klammとはドイツ語で渓谷ですのでHagenbach渓谷です。
ちなみにオーストリアは国内には48箇所のNaturpark (自然公園)があり、VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。
コース内には11個の木の橋が架かっていて、手軽に川の中に入ることもできます。
休憩用のベンチも置かれ、また子供達が遊べる遊び場もコース内に作られています。
時として、川を下に眺めながら細い道を歩く場所もありますが、全体的によく整備され、とても気持ちよく森歩きと自然を楽しむことができます。
ウィーンの森のちょっとした渓谷地です。
橋もとても情緒がありますね。
オーストリアでのハイキングコースを示す標が多く見られます。
この日(4月5日)は天気が良かったとは言え、結構肌寒く感じました。
ここは1周するハイキングコースではなく、前述したように片道3kmと通り抜けるスタイルですので、入口が2ヵ所あるわけです。
どちらからでもハイキングコースに入れるようになっていますが車で行った場合、どちらかの駐車場に止めて歩きますので反対側に着いたらまた同じルートで戻って来る必要があります。
それでも飽きることは全くありません。
途中で別のハイキングコースに入ることもできます。
川の水も澄んでいて、川のせせらぎが非常に心地いいです。
うちがここに来ると、単純に往復する、または川の横にベンチが置かれている所まで歩いて、また戻ったり、家族をどちらかで降ろして私が車で反対方向へ行き、そこから歩いて家族と途中で落ち合いそのまま車で帰るというパターン・・・などその時の気分と時間で決めて楽しんでいます。
オーストリアには手軽に自然を楽しめる所が郊外には数えきれない程あります。