ウィーンは今週末から日中20℃を超える暖かさになりそうですね。
現在100日祭のため4月12日から実家に滞在していますが、今日まで雨が降ったのは1日だけで、いい天気が続いています。
私の実家がある八王子では23日が市議会選挙があり、定数40人の所、58人の候補者がいるようで、毎日選挙カーがけたたましく走っていますね。
日本を離れてから数十年ぶりに聞いた気がします。
今日はウィーンのこの時期に見られる花シリーズをお届けします。
こちらに見られる白い花はドイツ語でBuschwindrößchen
(ブッシュヴィントレースヒェン)、
学名ではAnemone nemorosa,
日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。
キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。
ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。
開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。
葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。
原産はヨーロッパ、アジア北東部です。
学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。
アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。
草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。
こちらはドイツ語でGelbes Windröschen(ゲルべス・ヴィントレースヒェン)、
学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。
キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。
gelbはドイツ語では黄色という意味です。
原産はヨーロッパです。
上で紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。
開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。
花が咲いた後に葉が登場します。
葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。
写真は全て2023年4月5日15:50頃 Hagenbachklammで撮影したものです。