3月も2/3が過ぎて、だいぶ春らしくなってきたウィーンです。
もうすぐ夏時間に変わるので、そうなるともっと日が長く感じますね。
日中こそ20℃前後になる日もありますが、朝はまだ5℃ぐらいとそれなりに冷え込んでいて、街中を吹き抜ける風もまだ冷たいです。
リンク道路の街路樹もまだ冬の雰囲気です。
さて、今年最初の花としてニオイガマズミ、その後はユキワリソウ、マツユキソウを春を感じる花としてすでに掲載しましたが、今日のこの花も春を感じさせてくれる非常にポピュラーな花で、ウィーンの至る所で見られます。
こちらはドイツ語ではForsythie (フォルスィティエ), Goldglöckchen (ゴルトグレックヒェン)と呼ばれています。
学名ではForsythia、特にこちらで頻繁に見られるのはForsythia × intermediaでしょうか。
日本語ではレンギョウです。
モクセイ科レンギョウ属の樹木です。
そういう意味ではアイノコレンギョウと言ってもいいかもしれません。
濃い黄色の花で、遠くから見てもハッキリわかります。
開花時期は3月~4月で、花は4cmぐらいまで、花びらが4枚ありかなり濃い黄色です。
原産は中国で、日本には300年ほど前に薬用として入って来たようです。
写真で見られるようにかなり密集して上に向かって伸びて行き、高さは2~5mぐらいになります。
レンギョウ属の原種はアジアに6種とヨーロッパに1種、また園芸用に交配された雑種もあるそうです。
この時期の春を告げる花として、街中の公園、道路沿い、庭など、多く植えられていて至る所に見ることができます。
奥に見えているのはヴォティーフ教会です。
写真は全て2023年3月15日09:50頃 フロイト公園で撮影しました。