週末から寒くなっているウィーンです。
昨日は午後になって雨が降り始め気温が下がったようです。
今日は日中でも4℃ぐらいで、雪がパラついています。
ここ数日は朝もマイナスになるようですね。
春はまだ先のように感じますが、自然を見るとそう遠くでもないようです。
昨日は今年最初のウィーンによく見られるこの時期の花でニオイガマズミをお届けしましたが、今日もこの時期ポピュラーな春を感じさせる花を掲載します。
こちらはドイツ語でLeberblümchen(レバーブリュームヒェン)、学名ではHepatica nobilis、日本語ではユキワリソウとかミスミソウとも呼ばれています。
キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。
高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、色が似ているので、一瞬ですがスミレのように見えるのですが、全然違います。
色も綺麗で可愛らしくて特徴がありますね。
密集して咲いている場合もあれば、単体で咲いている場合もあります。
ユキワリソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。
日本にも4種が自生しているそうです。
開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。
こちらの八重咲は日本種のユキワリソウで、うちの庭に今咲いています。
ウィーンでは先に紹介した紫のユキワリソウしか見ることができません。
写真は全て2023年2月23日11:40頃、自宅の庭での撮影です。