ウィーンによく見られるこの時期の花 401(ニオイガマズミ)

今日までは日中の気温が10℃以上とそこそこ暖かく感じる日が続いていたウィーンですが、明日から寒くなりますね。

それでも数十年前のウィーンの冬と比べれば地球温暖化もあって、日中はほとんどマイナスにも達しない暖かい冬であることを毎年意識します。

 

さて、今日は今年最初のウィーンによく見られる花を紹介します。

 

こちらはドイツ語でDuftschneeball (ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball (ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。

学名ではViburnum × bodnantenseです.

Viburnum × bodnantenseは、Viburnum farreriViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。

日本語ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。

スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。

花が小さいので、写真では見にくいですが、実際は遠くからでも結構目立ちます。

近くから見ると全く違いますが、かなり遠い所から見ると一瞬サクラっぽく見えます。

 

 

 

原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。

つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。

近くで匂いを嗅いでみて下さい。

Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。

 

 

 

 

2023年2月23日13:15頃、家の近所で撮影したものです。

 

 

 

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