2月12日より再々度日本に一時帰国しています。
私の実家は東京の八王子なのですが、ウィーンよりも寒い日が多いんですね。
この時期に実家で過ごすのは30年近くぶりだと思いますが、自分がかつていた頃はこんなに寒い日があったのかなと思いました。
神葬祭だったので一昨日が父の50日祭でしたが、それが今回の一時帰国の一番の目的です。
50日祭は霊から神へと変わった故人を家の守り神としてお迎えする神道の儀式ですね。
自宅で滞りなく儀式が終わり、その後に神主さんを始め、懐石料理のうかい竹亭に行きました。
ここは私も家族とよく食事した場所で、日本庭園の中に静かなあずまやが何軒もあって雰囲気が素敵です。
今回は昼食会です。
懐石料理と書きましたが、スタイルは懐石料理ですが、料理の順番は会席料理に近いかもしれません。
最初は旬菜で季節の盛り合わせです。
手打ちそば、菜の花の和え物、エビとハヤ、黒豆です。
幼少の頃に実家のそばの川にハヤがたくさん泳いでいたのを覚えています。
温物で聖護院蕪 白味噌仕立て です。
上品な味で、ちょうどいいコクがある美味しさです。
お造りはヒラメで、この塩だれとの相性が絶妙の美味しさでした。
焼肴はハマグリです。
人参が添えられています。
強肴として特選牛朴葉焼と、食事として五郎兵衛米釜焚きです。
朴葉味噌と言えば岐阜飛騨高山地方の郷土料理ですね。
こちらもSehr gutです。
甘味としてほうじ茶アイスとわらび餅です。
最後に相応しいほど良い和の甘さです。
うかい竹亭は高尾山口駅の少し奥にあり、閑静な日本庭園に何軒もの個室があり、とても雰囲気がいいですし、料理の味も良くお勧めです。