昨日ウィーンの街中を歩きました。
26日までだったシュテファン大聖堂のクリスマス市の屋台がちょうど片付けられていて、グラーベンなどにもSilvesterpfadの案内が立てられていました。
クリスマスツリー🎄はまだ飾られていて、プンシュスタンドも出ているので、カレンダーでクリスマスは終わっても、来年の1月6日まではまだまだクリスマスの空気が漂います。
今日はクリスマス時期に偶然食べることが出来た絶品を覚え書きしておきます。
こちらはウィーン21区の本格的なホイリゲ街にあるBiohof N⁰5です。
ここはBio素材を主体とした農家で、ホイリゲも経営しています。
外からは隠れたこの中庭空間に小さな農家風のレストランがあります。
ここに来るにはトラクターなどの作業車がある農家の敷地を奥に進んでいきます。
この日は12月17日でここの小さなクリスマス市があったんですね。
ここに掲載はしていませんが、この中庭空間にテーブル屋台が数件出ていて、このお店自体もプンシュを提供していました。
ここの屋台で出会ったものが、ラクレットで、いくつかのバリエーションで提供されていました。
最初はプンシュしか飲むつもりはなかったのですが、ラクレットを作っている女性がその辺にいる人々に揚げたてのBioチーズを配っていたんです。
私の所にも来て、どうですか?と言われ、思わず頂いたらこれが美味しかったので、そこで提供されているラクレットにも興味がいったというわけです。
いくつかの組み合わせがあるメニューの中から一番のお勧めを選びました。
最初はプンシュを片手にウロウロしていたのですが、試食と今その場で焼いているチーズの美味しそうな匂いに負けてしまいました。
ラクレットはチーズを熱で溶かして削いでいき、皮つきのじゃがいもなどに掛けます。
オーストリアではなくスイスを思い出しますね。
このとろけたチーズが絶品の味で、ジャガイモともバッチリです。
さらに・・・
この自家製ベーコンがまたメチャ美味しかったんですね~。
これはこのBiohof N⁰5の自家製名物ベーコンで、マンガリッツァです。
マンガリッツァはハンガリー固有の希少種の豚ですね。
一口一口ゆっくり味わいながら頂きました。
このBiohof N⁰5は知っていたのですが、今度は常連になりそうな気がします。
プンシュと書きましたが、実際はBio葡萄ジュースのアルコール入りで、これも他のクリスマス市ではあまり見ることができないものでした。
ラクレット自体は珍しくないと思いますが、これはまた食べたいですね。