市庁舎のクリスマス市(2022年)

昨日までは日中の最高気温が2℃前後、朝もマイナスになる日が続きましたが、今日から気温が上がります。

今日は天気予報では日中9.4℃、明日のクリスマスは12℃となっています。

何なんでしょうか・・・今年もやはりクリスマスには気温が高くなりますね。

ここ何年もクリスマス前には寒い日が続く期間があり、クリスマスは10℃前後となり、何かが意図的にクリスマスを暖かくしているとしか思えません。

さて、早いもので明日はいよいよクリスマスですね。

クリスマス市も今日で千秋楽を迎える所も多いです。

今年は一番最初にウィーンStammersdorfのクリスマス市、そしてシェーンブルン宮殿のクリスマス市Spittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市MQのクリスマス市ミヒャエル広場のクリスマス市シュテファン大聖堂のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市カールス教会前のクリスマス市Freyungのクリスマス市をお届けしました。

 

今日はクリスマス市シリーズ最後で市庁舎です。

 

 

市庁舎のクリスマス市は今年で36回目を迎え、11月19日が初日となりました。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが施されています。

去年2021年はコロナ対策としてこの領域に入るためには2G規則が適用されていましたが、今年は規制無しです。

毎年恒例の"Frohe Weinachten" ・・・クリスマスおめでとう・・・のロゴは今年はこのリンク道路側からは見られず、ずっと奥のカフェの方に掲げられていました。

 

こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。

クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。

オーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることはありません!

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。

Adventkranzにも4本のロウソクが灯されていますね。

 



 

今日ここに掲載した写真は全て昨日の様子です。

今年は地元人から観光客まで多くの人が集まり賑わっています。

観光客と言ってもグループは少なく周辺諸国からの個人旅行者や家族連れが目立ちました。

 

どこのクリスマス市もそうですが、たいていはプンシュスタンドが混み合います。

花よりだんご・・・ですね。

スケートリンクも一部オープンしていて、楽しんでいる人が結構いました。

クリスマス市が終わるとこのスケートリンクはもっと拡張されて、長く滑走できるようになります。

去年はスケートリンクはクリスマス市の時にはオープンしませんでした。

 



 

公園内のイルミネーションも素敵なのでのんびり歩きたいです。

巨大なガラス玉のオーナメントのイルミネーションやアドヴェントクランツのオリジナルのスタイルも面白いです。

奥にはカフェもあり、中は座る席がないほど混んでいました。

クリスマスツリーのそばには大きなWeihnachtskrippeが置かれています。

 


ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

 

 

今年は2階建ての豪華なメリーゴーランドが中央に出され、順番待ちが出来るほど人気があります。

子供が4ユーロ、大人が6ユーロですね。

 

今年の市庁舎前に立てられたクリスマスツリーは28m、樹齢130年、シュタイヤーマルク州から運ばれたもので、1650個のLEDランプで飾られています。

ウィーンの市庁舎前広場に立てられるクリスマスツリーは毎年オーストリアの色々な州から運ばれます。

 

このような美しい歴史的建造物を背景にした空間に足を運んで、ウィーンの街に流れるクリスマスの空気を楽しむわけですね。

 

 

 

 

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