今日11月27日はアドヴェントの第1日曜日です。
ウィーンはすでにクリスマスの空気で街が盛り上がっていますが、アドヴェントに入るとそれがもっと強くなり、クリスマスが近づいていることをさらに意識しますね。
今日は今年最初のクリスマス市を掲載します。
2020年はコロナで中止、去年2021年は数日オープンしたかと思えばロックダウンが来て、クリスマス1週間前に再オープンという中途半端なクリスマスでした。
今年は制限がないので、いつもの場所に多くのクリスマス市が出ています。
今日話題にするこのコーナー今年最初のクリスマス市は、ガイドブックに載っているような場所では決してなく、地元で有名なウィーン21区の一角にあるStammersdorfです。
私のライブオンラインツアーに参加されている方やウィーンこぼれ話を読んで頂いている方はそれがどこかおわかりですよね。
クリスマス市のことをこちらではよく"Christkindkmarkt"と表現します。
このStammersdorfは地元で知られた本格的なホイリゲ街で、ウィーンとは思えない長閑な風景が広がっている地域です。
ここのクリスマス市は11月25日~11月27日と3日間だけで、今日がもう千秋楽になります。
ウィーンの中心部やシェーンブルン宮殿などクリスマス期間中ずっとオープンしているクリスマス市とは違い、1日や3日しかやらないローカルなクリスマス市はこちらに多く存在します。
Stammersdorfは社会民主党(赤の政党)を支持している人が多くいて、このクリスマス市のオープニングにはウィーンの市長Michael Ludwigさんも訪れました。
このクリスマス市は2019年が最後だったので、3年ぶりということもあり、初日はかなり混んでいました。
路面電車31番の終点から徒歩5分ぐらいにある社会民主党の文化センターで開かれています。
ここには中庭があって、それを取り囲むように屋台が並んでいます。
コロナなど過去のことと言わんばかりに人々の陽気な笑い声が聞こえてきます。
今年最初のプンシュとなりましたが、街中の大きなクリスマス市とは違い、プンシュも美味しかったです。
その右側の大きな物はランゴス(ウィーン風ピザ)です。
実はこのクリスマス市に私の奥さんが自分のブランドTomofelt を出店しているので、ついでにプンシュも飲もうと子供と訪れました。
以前このコーナーでも紹介していますが、家内は羊毛フェルトアーティストで、様々なキャラクターを製作しています。
例えばペットなど依頼があれば等身大から希望の大きさまで本物そっくりに製作できます。
金曜日のオープニングの時にウィーン市長のMichael Ludwigさんが、家内の屋台で作品を買ってくれました。
私が子供とここに行った時にはちょうど市長さんが買った後で、残念ながらその場にはいませんでした。
ウィーンの市長さんはウィーンでは誰でも知っているので、いい思い出になったのではと思います。