先日3年4ヶ月ぶりで日本に一時帰国しました。
3年以上も日本に帰らなかったことや、コロナ禍での久しぶりのフライトなので気持ちはワクワクしましたね。
ウィーンを出発した日のウィーン国際空港の様子やルフトハンザでウィーン~フランクフルトに飛んだ時の覚書を掲載しましたが、今日はその後のフランクフルト空港です。
11月から直行便が運休に入ったので、値段、時間などの組み合わせを色々考慮し、結果的に行きはフランクフルト経由の羽田、帰りは成田空港からチューリッヒ経由のウィーンに決めました。
今回のフライトでは日本へはトルコ、カザフスタン、北京、ソウル、名古屋の上空から羽田に、帰りはカムチャツカ半島の横を通り、ベーリング海峡(ロシアとアラスカの間)上空を抜けて北極圏経由でウィーンに戻って来ました。
ウクライナ戦争のおかげでヨーロッパから日本へはロシア上空を飛ばないため、フライト時間が通常よりも2時間ちょっと余計にかかります。
FRAで5時間もトランジット待ちだったのですが、行き、帰りのフライトの組み合わせ、到着時間などを考慮すると今回はこれが一番自分のニーズに合っていたのでしょうがないです。
ウィーンからオーストリアの景色を上空から眺めながら快適なフライトですぐにフランクフルトに着いてしまいました。
5時間も待ち時間があるので、フランクフルトの街に出ようと一瞬思ったのですが、コロナ禍だしフランクフルトの空港は広いので、空港内を散策することにしました。
ウィーン~フランクフルトはシェンゲン内なのでパスポート審査がないですが、フランクフルトから日本に行く時は出国審査を受けます。
今回ドイツの係に日本のパスポートを見せたら、しばらく私のパスポートを見ていて何かを探していたような雰囲気でした。
3~4分ぐらいの時間は待っていたでしょうか。
結構長く感じました。
その女性の係はどうしたらいいかわからないような雰囲気で、隣の男性の同僚に聞いていました。
男性の係は私のパスポートを見て、「あなたはドイツに住んでいますか?」と聞いてきました。
私は「いいえ、ウィーンに住んでいます」と答えると、「あぁ、それではオーストリアで発行されているAufenthaltstitel・・・(いわゆる滞在許可ですね)を見せて下さい」と言われました。
今まで数えきれないほどシェンゲン国から出たり入ったりしていますが、パスポートは見せても滞在許可のことを聞かれたことはありませんでした。
(オーストリアから陸路で出入国する時は聞かれることがありましたが)
何も悪いことはしてないのですが、一瞬大丈夫かなと思いましたが、係は笑顔で「Guten Flug!」(いいフライトを!)と言ってくれました。
本来出入国スタンプは省略されていますが、自分は久しぶりのフライトだったので「スタンプが欲しいのですが頂けますか?」と聞いたら係は「スタンプが欲しいのですか? 今はもう押してないんですよ」という答えが返ってきましたが、「久しぶりのフライトなんでお願いします」と言ったら笑顔ですぐに押してくれました。
5時間のトランジットも空港内の散策、家族と電話したり、カフェでくつろいでいたらあっという間に時間が経ちました。
こちらは羽田行きのB25ゲートで、搭乗ちょっと前の様子です。
ウィーンでは日本人を全く見かけませんでしたが、FRAでは日本の旅行者やビジネスマンの姿も見られました。
日本人以外の人も思ったよりも多く、日本の入国も緩和されたことを物語っているかのように日本へ旅行者の姿が目立ちました。
今回はオーストリア航空でチケットを買いましたがVIE~FRAはルフトハンザ、FRA~HNDはNH0224/LH4912便で全日空の機材でした。
全日空はよくお世話になっていて、ヨーロッパ線とは違う機内のホッとした空気を味わえます。
機長やクルーが皆日本人ということだからかもしれませんね。
機材はボーイング787-9(789)で、エコノミーは3x3x3なので、結構スペースがありました。
前回日本に帰った時はおそらくこの機体で子供とプレエコに座りましたが、今回は贅沢しないでエコノミーです。
でもヨーロッパ線に慣れているせいか、エコノミーの割には私はスペースがあると感じましたね。
VIE~FRA便では機内でマスクを着けている人は誰もいませんでしたが、日本行きのこの機内ではマスク着用お願いします・・・ということでした。
家族と日本に行く時はみんなで窓側の列を取りますが、私一人の時は必ず通路側に座ります。
長いフライトですから、他人に気を遣わずいつでも自由に出入りできますからね。
この機材は6年ぐらい経っているということですが、日本便は清潔感があり、飛行機のトイレもウォシュレットが付いているのもポイントが高いです。
ヨーロッパから日本に行く時には偏西風の影響で少し早くなりますが、それでも羽田まで今は12時間30分かかります。
次回は機内食を掲載したいと思います。