一昨日までは雨も多く不安定な天気だったウィーンです。
青空が見えたかと思うと、暗くなって強い雨が降る・・・1日にそれが何回か繰り返されました。
4月のような天気でしたね。
昨日から雨がなくなり、秋の澄んだ青い空が広がっています。
日中の気温は20℃に達しなくなり、朝は7℃前後とちょっと冷え込んでいます。
今日はうちがよく散歩するMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)の秋の訪れをお届けします。
ウィーンの有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈はStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあるので私は時間ある時に散歩をしたりサイクリングなどを楽しんでいます。
そこに非常に近い所にMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)があります。
このコーナーではすっかりお馴染みになっている場所です。
マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。
ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。
マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。
マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。
運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。
この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。
ここには様々な鳥や魚なども生息していて、ホタルやビーバーも見られます。
とてもウィーンとは思えない長閑なこの場所も、日に日に秋の色が深くなっていきます。