今週は再び日中の気温が30℃を超える日が続きます。
5月20日に今年初めて30℃を超えて、6月は30℃を超えたのは10日、7月は12日、そして8月は今日で6日目なので日中の気温が30℃を超えるのは今日で29日目ということになります。
それと同時にかなり湿気が多くなっていますね。
雨の量が少ないので、大地もかなり乾燥しています。
この夏の時期はGewitterと言われる雷を伴った強い雨が一時的に降ることが多いのですが、今年は局地的にはあってもこのGewitterがかなり少ないように思えます。
草木や農作物のためにももう少し雨が降ればいいと思いますが・・・。
さて、今日はこの時期色々な場所で見られるポピュラーな花をお届けします。
こちらの奥に見える紫の花はドイツ語で
Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。
学名ではBuddleja davidii 、
日本語ではフサフジウツギです。
フジウツギ科でフジウツギ属です。
フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。
"ゾンマーフリーダー"を日本語にして
夏ライラックなんていう名になりそうです。
でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。
手前の赤い花はバラ、奥の白い花はアジサイです。
原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。
高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。
濃い紫、薄い紫色が圧倒的にポピュラーですが、赤っぽいものや白もあります。
ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。
色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。
こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。
太陽の光線の加減で花の色が違って見えますが、同じ場所です。
2022年7月30日17:00頃、家の近所での撮影です。