ウィーンによく見られるこの時期の花 398(フサフジウツギ)

今週は再び日中の気温が30℃を超える日が続きます。

5月20日に今年初めて30℃を超えて、6月は30℃を超えたのは10日、7月は12日、そして8月は今日で6日目なので日中の気温が30℃を超えるのは今日で29日目ということになります。

それと同時にかなり湿気が多くなっていますね。

雨の量が少ないので、大地もかなり乾燥しています。

この夏の時期はGewitterと言われる雷を伴った強い雨が一時的に降ることが多いのですが、今年は局地的にはあってもこのGewitterがかなり少ないように思えます。

草木や農作物のためにももう少し雨が降ればいいと思いますが・・・。

 

さて、今日はこの時期色々な場所で見られるポピュラーな花をお届けします。

 

こちらの奥に見える紫の花はドイツ語で

Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。

学名ではBuddleja davidii

日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

"ゾンマーフリーダー"を日本語にして

夏ライラックなんていう名になりそうです。

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

手前の赤い花はバラ、奥の白い花はアジサイです。

 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が圧倒的にポピュラーですが、赤っぽいものや白もあります。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。

 


 

太陽の光線の加減で花の色が違って見えますが、同じ場所です。

2022年7月30日17:00頃、家の近所での撮影です。

 

 

 

 

 

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