ここ何日もウィーンの朝は17℃前後ぐらいと爽やかです。
日中と朝夕の気温の差が徐々に開いてきました。
休暇シーズンはまだ続いていますが、8月も半ばになるとより日が短く感じ、秋の訪れを意識しますね。
でも来週からまた日中30℃を超える暑い日が続くようです。
さて、今日は街中にも同じ種類が見られますが、標高が高い所に多く咲いているに花をお届けします。
こちらはドイツ語でAlpen-Aster、学名ではAster alpinus、日本語ではアスター・アルピヌスとかイワアズマギクと呼ばれています。
キク科、シオン属の多年草ですが、時々1年、2年草もあります。
ウィーンの街にもアルペン・アスターではありませんが、アスターは多く見ることができます。
高さは5~20㎝ぐらいになりますが、ここで見たのは10cm弱ぐらいでした。
茎と葉には綿毛のようなものが見られ、たいてい直立や若干カーブを描きながら真っすぐ咲いています。
開花時期は7月~9月、花の色は紫で、直径が3~5㎝、20~40枚の花弁が見られます。
1本の茎にはキク科に見られる頭状花序構造になっています。
Alpen-Asterは名前の通り中央ヨーロッパのアルプス山脈地域の標高3100mぐらいまでに多く見られ、乾いた暖かい石灰成分が含まれた土壌を好みます。
写真は2022年7月20日14:20頃、ウィーン近郊Rax Alpenの一角標高1600mちょっとの所で撮影したもので,、この地域にも非常に多く咲いています。