今年はユーロ通貨が登場して20周年記念です。
それに合わせて今年3月13日付でユーロ硬貨や紙幣のデザインを新たにまとめました。
さらに2ユーロ硬貨には、それぞれのユーロ圏各国の本来の2ユーロ硬貨が存在する以外に、歴史的出来事に関する特別記念硬貨を発行しています。
オーストリアの通常の2ユーロ硬貨は女性で初めてノーベル平和賞を受賞した小説家のベルタ・フォン・スットナーがデザインされていますがそれ以外に7つの2ユーロ記念硬貨が発行されていましたが、今年7月1日に8つ目の
2ユーロ記念硬貨が登場しました。
2005年 | オーストリア国家条約50周年記念 |
2007年 | ローマ条約50周年記念 |
2009年 | 欧州連合の経済通貨統合10周年記念 |
2012年 | ユーロ通貨導入10周年記念 |
2015年 | 欧州旗30周年記念 |
2015年 | オーストリア国立銀行200周年記念 |
2017年 | オーストリア共和国100周年記念 |
上の表は今までオーストリアで発行されたこの7種類の2ユーロ記念硬貨です。
Wikipediaでこの7種類が見られます。
このうちオーストリアが自ら発行したのは、2005年の国家条約50周年記念、オーストリア国立銀行200周年記念、オーストリア共和国100周年記念の3つで、他の4つはユーロ圏の国との共同発行です。
左の年代は発行された年ですが、オーストリア国立銀行200周年は実際1816年から、オーストリア共和国は1918年からなので、記念硬貨は発行が少し早くなっているのもあります。
こちらが今年7月1日から出回っている特別記念2ユーロ硬貨です。
これはエラスムス計画35周年を記念したものです。
オーストリアでは8つ目の記念硬貨ですが、他のユーロ諸国との共同発行であるため、ユーロ圏の共同発行としては5つ目になります。
このような特別2ユーロ記念硬貨はユーロ圏の様々な国が発行しています。
皆さんもオーストリアに来られた時にはちょっと2ユーロ硬貨を意識して使ってみましょう。
でも実際はオーストリアにいるからと言って、オーストリアのユーロだけが使われているわけではなく、全てのユーロ圏の硬貨が混ざって使用されているため、更にユーロは奥が深いことがわかりますね。