先週は30℃以上の日が結構続きましたが、今週は25℃ぐらいで朝夕が涼しくて快適です。
真夏のウィーンは休暇シーズンで、知り合いの多くの日本人家庭は日本に一時帰国してますし、地元オーストリアでは休暇に出かけ始めました。
うちの隣の人も家族でスーツケースを持って、タクシーを待っていましたね。
感染者数が増加傾向であるコロナ禍ではありますが、規制的には緩和されてコロナはもう日常化した、どうでもいいなどと考えている人が多いです。
3年ぶりの開放的な夏のウィーンという感じがします。
さて、まだまだ日が長いこの時期うちは夕食後涼みに行くことが多いのですが、久しぶりに蛍を見ました。
自分がまだ幼稚園だった頃、母方の祖父母の家に頻繁に行っていました。
当時は道路もなく畑や田んぼが広がっていて、祖父は梨園とはいいませんが、梨を多く栽培していて、私は甘くてジューシーなとても美味しい梨をしょっちゅう食べていました。
小学生になると同時に引っ越して祖父母の家のそばに住むことになりました。
当時は自然が広がっていて良かったですね。
頻繁に蝉取りやカブト虫、クワガタなども取りに行きましたね。
そんな環境だったので、夏は畑や田んぼにたくさんの蛍が飛んでいたのを今でもハッキリ覚えています。
土地開発も進み、人口も増え、多くの住宅が建てられて、幼少の頃の自然が消えて行くのを無意識に順応しながら
歳を重ねていきました。
最後に蛍を見たのは小学生の終わり、中学生の初め頃だったのではないかと記憶しています。
ある時、ウィーンのホイリゲに仲間と出かけました。
観光で一番人気のグリンツィングではなく、自分が住んでいた19区の住居からそこそこ近い所にある地元で知られた葡萄畑の中にあるホイリゲで、そこで20年ぶりぐらいに蛍を見ました。
幼少の頃に見たような多くの蛍はいませんでしたが、数匹の蛍が葡萄畑の中を飛んでいました。
ウィーンにも蛍がいるんだな~と感慨深いものがありました。
思い出話になってしまいましたが、先日家族と夕食後に近所を散歩している時に蛍が飛んでいました。
しばらく佇んで蛍の明かりに見とれていました。
あいにくカメラを持ち合わせていなかったことや、辺りが暗かったこともありまともな写真は撮れませんでしたが、その時撮影した2匹の蛍を掲載します。
実はこの場所では夏のこの時期に数匹の蛍を見かけます。
最後に見たのは2年前ぐらいだったでしょうか。
ウィーンにも蛍がいますよ!