ウィーンは今年になって日中の気温が30℃を越えた日がすでに何日かあります。
今年日中の気温が初めて30℃を越えたのは5月20日でした。
その後は6月18日、19日、20日と毎日30℃を越え、暑い週末となりました。
ここ数日は30℃に達しない、また雨マークも見られるウィーンですが、今週末はまた30℃を越えそうです。
こちらの気候は日本と違って空気は乾燥し梅雨がなくカラッとしていますが、日差しは日本よりも強く、射すような太陽の光です。
気温が20℃ぐらいでも太陽の下ではかなり暑く感じます。
ジト~っとした不快感はなく、日陰の風通しがいい所だと涼しく感じるられることが多いです。
ウィーンは北海道よりもずっと緯度は高く、48度線をちょっと超えた所に位置していますが、毎年暑い日が多くあります。
30℃を超えた街中ではカフェのテラスで冷たいものを飲んでいる人、アイスを食べている人を本当に多く見かけますが、くつろいでいる人を横目に見ながらの30℃を超えている中での徒歩観光は本当に体力を使います。
そんな時に有難いのが街中にある飲料水スタンドですが、暑くなることに比例して飲料水スタンドを利用する人が多くなり、時として行列となっています。
写真は先日6月18日14:10頃のグラーベンの飲料水スタンドの模様です。
この時も暑くて30℃を越えていました。
飲料水スタンドは両側から使えるようになっていて、その両方が行列となっています。
1回行列ができると中々行列が終わらないのは、単に水を飲むだけでなく、空のペットボトルに水を入れている人も多いからです。
喉が渇いていて、早く水が飲みたい時には待ち時間がとても長く感じられます。
観光中にここを通る時にはここで水を飲むことがよくあります。
飲料水スタンドは2013年から毎年4月からウィーンの特定の場所に11月頃まで設置され、冬は撤去されてまたシーズン開始と共に登場していましたが、今では年中無休で見られるようになりました。
王宮の英雄広場、市立公園前、シェーンブルン宮殿など当初は限られた場所に設置されましたが、一昨年ぐらいからベルヴェデーレ宮殿やプラター駅、ウィーンの外側の区などにも多く見られるようになっています。
ウィーンの上水道はアルプス山脈の湧水であることはよく知られています。
ウィーンから90km程離れた所に水源があり、1秒間に、250L~2500Lという大量の水が湧いていて、4本の水道管によって、2本ずつ、それぞれ別ルートで直接ウィーンに供給されます。
余談ですがそのアルプス山脈の湧水からカフェが作られるわけで、伝統あるカフェハウスでは必ずコップ一杯のお水が一緒に出されます。
その良質な上水道を街中を歩く地元の人やウィーンに観光に来る皆さんにも・・・ということで飲料水スタンドが設置されています。
この飲料水スタンドは水を飲むだけでなく、横のボタンを押すと上からミストが噴き出してきます。
30℃以上ある時でもこのミストが顔に当たるととても心地いいです。
仕事は楽しいですが、30℃を超えた時に街中の徒歩観光では体力を使いますね~。