ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。
今日2022年5月26日はキリスト昇天の日で祝日です。
キリスト昇天祭とよく言われています。
こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。
今年はコロナ規制もかなり緩和されて、多くの人が出かけるのではないでしょうか。
キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。
キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。
キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。
ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。
そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。
使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。
この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。
金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。
今年2022年の復活祭(OSTERN)は4月17日でした。
地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。
これが今日であるキリスト昇天祭です。
キリスト昇天に関することは新約聖書のマルコ福音書、ルカ福音書に登場していますが、はっきりと「昇天」とは書かれていないようです。
しかも復活してからすぐに天に上ったような印象を与えます。
使徒言行録には昇天に関してもっと詳細に書かれているようです。