ウィーンによく見られるこの時期の花 387(キバナフジ)

今日もウィーンは青空が広がる気持ちのいい朝です。

ここ数日日中の気温も25℃を越えて、夏の空気すら感じます。

でも朝は13℃ぐらいですからやっぱり夏ではないんですよね。

今日は日曜日、ウィーンは平日と週末の空気の違いを大きく感じます。

うちの近所を見回しても、仕事は休みでしょうから家に車が止まっていて、のんびり朝の散歩、ジョギングなどをする人が見られますし、交通量もなくとても静かな日曜日です。

 

さて、今日はウィーンのこの時期の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Goldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。

マメ科のキングサリ属です。

 

ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので "黄金の雨"なんていう直訳です。

背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

先日シェーンブルン宮殿のフジをお届けしましたが、花が咲いている時の形は色が違うだけでよく似ています。

 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。

花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。

公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。

 

 

 

 

 

写真は全て2022年4月30日16:40頃、家の近所での撮影です。

半月前の撮影ですが、このキバナフジはまだ色々な所に咲いています。

 

 

 

 

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