ウィーンによく見られるこの時期の花 373(ヒメリュウキンカ)

一昨日の月曜日までは青空が広がり日中の気温も20℃を越える晴天が続いてましたが、昨日からは雲が多くなり、週末に向けて気温が日ごとに下がり、雨の予報になっています。

今年の復活祭は4月17日で、それに合わせて去年、一昨年と中止になったシェーンブルン宮殿などでの復活祭市がまもまくオープンします。

自然はコロナとは無関係のようにどんどん春らしくなっています。

今日はこの時期に多く見られる可愛らしい花をお届けします。

 

こちらはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本語ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で、地面からちょっとの高さで、間隔を空けてとても多く咲いています。

遠くから見ているとキバナセツブンソウやタンポポのようにも見えるのですが近くで見れば違いますね。

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

花弁は8枚~12枚です。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで、日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

ウィーンの街中の公園などには必ずと言っていい程見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも非常に多く見られます。

 

 

 

 

 

 

写真は全て2022年3月19日11:45頃、市立公園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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