先週の予報では今週はもう少し暖かくなるということでしたが、日中の気温は12℃前後、思ったよりも暖かくなく、肌寒く感じる日が続いています。
朝はそれなりに冷え込んでいます。
また天気も青空があまり見られず、見られても一時的なことが多く、雲がウィーンの上空を漂っています。
ウクライナ情勢・・・まだまだ続いていますね。
オーストリアには現時点ですでに117.000人のウクライナからの避難民が来ていて、今週の月曜日からウィーンのオーストリアセンターでの登録が始まっていて、すでに4.500人が難民登録をしたということです。
全避難民の75%はオーストリアを抜けて他の国へ行く予定であり、25%はオーストリアに留まる意思を示しているそうです。
つまり約30.000人がオーストリアに残ることになるわけですね。
犠牲者をこれ以上出さないためにも、早く停戦して欲しいです。
さて、今日はこの時期よく見られる花シリーズです。
今年はキバナセツブンソウ、ニオイガマズミ、マツユキソウ、ターキッシュヘーゼル、クロッカス、ユキワリソウをすでに話題にしましたが、この花も地元で人気あるの春先の花です。
こちらはドイツ語でPrimeln(プリーメルン)、学名ではPrimula vulgaris,日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。
サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。
プリムラは栽培種が非常に多く、500種類以上と言われています。
原産は西、南ヨーロッパです。
開花時期は3月~4月、花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。
全体の高さは10cmぐらいととても低いです。
写真に見られるこの薄い黄色はこちらでとにかくよく見られるポピュラーな色です。
プリムラは花が美しいので栽培種も多いわけですが、こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもたくさん見られます。
右の写真のように紫も見られます。
このように紫やピンク色のプリムラは時と共に色が薄くなっていき、本来の黄色に近づいていく傾向があります。
また、植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所に準野生化(こういう言葉を使っていいかどうかわかりませんが・・・)したプリムラをたくさん見ることができます。
うちの庭にもプリムラが咲いていますが、年々少しずつですが増えていますね。
掲載した写真は全て2022年2月24日12:45頃 Rennwegにあるウィーン国立音大敷地内で撮影したものです。